beacon

[練習試合]動きを確認しながらの練習試合、鹿島は無失点で終える

このエントリーをはてなブックマークに追加

 宮崎キャンプ中の鹿島アントラーズは10日、宮崎産業経営大学と45分×3本の練習試合を行った。この試合ではトニーニョ・セレーゾ監督が主審を務め、動きの確認が必要な場面では試合を止め、セットプレーも繰り返し行われた。

 若手中心で臨んだ1本目、トニーニョ・セレーゾ監督は何度もプレーを止めて、動きの確認を行った。2本目はGK佐藤昭大、最終ラインは右から伊藤幸敏、昌子源、植田直通、前野貴徳。ボランチに本田拓也(23分→小笠原満男)と梅鉢貴秀(23分→柴崎岳)、2列目に右から土居聖真、野沢拓也、中村充孝が入り、1トップをダヴィが務めた。DF昌子源の打点の高いヘディングシュート、新加入のMF中村充孝、FWダヴィのゴールもあり、鹿島が4点を挙げた。守備では2度、決定的なシュートを許したが、いずれもGK佐藤昭大が素晴らしいセービングを見せて、無失点に抑えている。

 3本目は、GK曽ヶ端準、DFは右から西大伍、岩政大樹、青木剛、中田浩二。中盤の底に小笠原満男と柴崎岳、2列目に遠藤康、本山雅志、ジュニーニョ、1トップに大迫勇也が入っている。この試合ではセットプレーを繰り返した以外は、ほとんど流れが止まらなかった。開始2分に左サイドからDF中田浩二が上げたクロスをMF遠藤康がヘッドで合わせると、8分にも左からジュニーニョが上げたクロスをFW大迫勇也が頭で決めた。宮崎産業経営大もミドルシュートを枠に飛ばすが、GK曽ヶ端準の好守に阻まれた。試合終了間際には、数本のセットプレーを行い、最後はDF岩政大樹が打点の高いヘッドをゴールに突き刺している。

 ボールがサイドラインを割ると、トニーニョ・セレーゾ監督は手に持っていたボールを宮崎産業経営大の選手の前に転がし、速攻の場面をつくった。それでも、素早い切り替えを見せた鹿島は失点をゼロに抑え、9ゴールを挙げて練習試合を終えている。
(取材・文 河合拓)
▼関連リンク
2013シーズンJ1・J2全40クラブ練習試合&PSM日程・結果

TOP