beacon

[PSM]水戸のルーキーFW山村が起死回生の同点弾、鹿島相手に初のドローに持ち込む

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.24 プレシーズンマッチ 鹿島2-2水戸 カシマ]

 このまま負けるわけにはいかなかった。今年で9回目を迎えた鹿島対水戸のプレシーズンマッチ『いばらきサッカーフェスティバル』。これまで8大会はすべて鹿島が制していたが、水戸ホーリーホックはルーキーFW山村佑樹のゴールによって、ドローに持ち込んだ。

 起死回生の同点ゴールが生まれたのは後半38分。DF尾本敬からのパスを受けた山村は豪快に右足を振り抜いた。「オモさん(尾本)とも話していた。足もとに受けるフリをして動き出しで勝てば、あんな感じで1対1になれると思っていた。点を決めることが出来てよかった」。

 昨年も特別指定選手として水戸に在籍した山村。8月5日の山形戦(2-2)でデビューを飾ると、その試合でも同点弾を決めて、サポーターに強烈な印象を残した。

 しかしまだまだプロの試合の雰囲気には慣れない様子。ロッカールームではFW鈴木隆行に「前半お前緊張してただろ」とからかわれたと明かした。だが徐々に手ごたえも得ている様子で、「チームにも馴染んできた。後半は自分もチームもいい攻撃が出来たんじゃないかなと思う」。さらに「いい感じの手ごたえはチームも僕も感じることが出来た」と評価した。

 得点力を見せた山村だが、まだまだレギュラーが確定したわけではない。「もっともっと仕掛けないといけない」と本人も認めるとおりまだまだ課題はある。だが開幕まで1週間。ルーキーイヤーでの開幕スタメンへ向け、一歩前進したことは間違いない。

(取材・文 児玉幸洋)

▼関連リンク
2013シーズンJ1・J2全40クラブ練習試合&PSM日程・結果

TOP