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連敗を2で止めた清水が甲府の不敗を7で止める

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[5.11 J1第11節 甲府0-2清水 中銀スタ]

 ヴァンフォーレ甲府の不敗記録も止まった。清水エスパルスが敵地で甲府に2-0で勝利。清水は連敗を2で止めると、甲府に3月16日の名古屋戦(0-1)以来、リーグ戦8戦ぶりの黒星を付けた。

 前半はシュート数こそ少なかったが、甲府の方が可能性を感じさせる攻撃をみせていた。10分、MF柏好文の右クロスに飛び込んだMF佐々木翔のヘディングシュートは左ポストを叩く。さらに同22分には抜け出したFWオルティゴサがGKとの1対1を制しゴールネットを揺らしたが、オフサイドで取り消された。

 そんな展開が続いたが、先に試合を動かしたのはアウェーの清水だった。後半14分、左サイドから中に切り込んだDFイ・キジェが右足ミドルを放つ。一直線にゴールに向かったボールは右隅のネットに突き刺さり、清水に先制点をもたらした。

 清水は後半27分にDF平岡康裕が決定機を阻止したとして一発退場。アクシデントに見舞われたが、同38分、相手セットプレーからのカウンターをみせると、最後はFWバレーが落ち着いてゴールに蹴り込み、追加点を奪った。前かがりとなった甲府をあざ笑うかのようなカウンターで勝ち点3を確固たるものにした。

 来日2年目にして初ゴールを奪ったイ・キジェ。「Jリーグでは初めてのゴールなので嬉しいです」と振り返ると、「10人になっても全力を尽くそうということを意識していた」と1人少ない中での完封勝利を誇った。

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