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大迫が2発!!2点ビハインドから鹿島が後半一気の逆転でF東京下す

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[5.25 J1第13節 鹿島3-2F東京 カシマ]

 鹿島アントラーズが見事な逆転勝利を飾った。ホームでFC東京と対戦した鹿島は、前半だけで2点のビハインドを背負ったものの、後半一気に3得点を挙げ逆転。FW大迫勇也が2試合連発となる2ゴールを沈め、鹿島がリーグ戦2連勝を飾った。逆転負けのFC東京の公式戦の連勝は2でストップした。

 前半ペースを握ったのはF東京だった。前半7分、FWルーカスが強引に中央を突破。FW李忠成にパスを出すと、ルーカスに返そうとしたボールが相手に当たり李に跳ね返る。勢いのままゴール前に侵入すると、落ち着いて枠内に沈め、F東京に先制点をもたらした。さらに同44分、李のパスを受けたFW渡邉千真が右足を一閃。ペナルティーアーク付近から放ったグラウンダーシュートがゴール左隅に突き刺さり、前半2点のリードを持って折り返した。

 しかし後半に入ると、鹿島は全く別のチームになっていた。まずは2分、FWダヴィのスルーパスで抜け出したFW大迫勇也が落ち着いてGK権田修一との1対1を制して1点を返す。さらに同11分、大迫のパスで右サイドを抜け出したMF遠藤康が飛び出した権田をかわしてダヴィ目がけてクロス。するとボールはダヴィの前にいたDFチャン・ヒョンスに当たってそのままゴールに吸い込まれていった。

 同点に追いついた鹿島は後半20分、勢いのまま逆転に成功する。ゴール前で判断の遅れたMF田邉草民からボールを奪った大迫がゴール前に抜け出すと、前に出た権田の股を抜くシュートを蹴り込み、ついに鹿島が逆転に成功した。

 終盤のF東京のパワープレーをかわした鹿島。ロスタイムには途中出場のFW林容平が決定的なシュートを放ったが、GK曽ヶ端準がビッグセーブで弾き出し、同点弾を許さなかった。中段前の一戦を見事な逆転勝利で飾った鹿島が勝ち点を25に伸ばし、首位大宮との勝ち点差7で中断期間を迎えることになった。

「チームみんなで勝ち取った勝利」。逆転勝ちを喜んだ大迫は、「(ハーフタイムには)0-0の気持ちで入るようにと言われていた。あのままではホームで情けない試合をするしてしまうところだった。本当に取り返すことができて良かった」とホッとした表情を浮かべていた。

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