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ワンチャンスを生かした水戸が群馬との北関東ダービーを制す

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[7.7 J2第23節 群馬0-1水戸 正田スタ]

 北関東ダービーとなったザスパクサツ群馬水戸ホーリーホックの一戦は水戸が1-0で制した。連敗を2でストップした水戸は3試合ぶりの白星。一方の群馬は今季3度目の3連敗となった。

 ワンチャンスをモノにした。前半のシュート数が2本にとどまるなど劣勢が続いていた水戸だったが、後半22分、MF小澤司の右CKをDF冨田大介がヘディングシュート。GK北一真の手を弾いてゴールネットを揺らし、先制点を奪った。セットプレーを生かし、結局、これが決勝点に。冨田は「これまでチャンスが外していて、チームになかなか貢献できなかった。3連戦の最後の苦しい中で結果を出せて良かった」と、ホッとした表情を見せた。

 群馬はFW横山翔平、DF夛田凌輔を出場停止で欠いていたが、それでも試合の主導権を握っていた。前半30分にはMF青木孝太のクロスのこぼれ球をMF永田亮太が狙ったが、DFがブロック。後半4分、DF保崎淳のループシュートはクロスバーを叩いた。90分間を通じてシュート12本と、水戸の倍のシュートを打ったが、GK本間幸司を中心とした水戸の壁を崩すことができなかった。

 水戸も出場停止でMF橋本晃司、DF細川淳矢、FW鈴木隆行の3人が不在だった。前節・松本戦(0-2)でも主力3人を欠き、その影響もあってか無得点で敗れたが、この試合は違った。「出場した選手のクオリティは高くなかったが、気持ちを見せてくれた。暑い中の連戦でよく頑張ってくれたと思う」。柱谷哲二監督は総力戦での勝利に満足していた。

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