beacon

緊張のスピーチに南野「完全に真っ白でした」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 Jリーグは10日、横浜アリーナで「2013 Jリーグアウォーズ」を開催した。ベストヤングプレイヤー賞に輝いたセレッソ大阪のFW南野拓実は式典後、報道陣の取材に「めっちゃ緊張しました」と苦笑い。緊張で顔をこわばらせながら壇上でスピーチした18歳は「完全に真っ白でした。やばかったです。覚えてないです」と恥ずかしそうに振り返った。

 ルーキーイヤーで29試合に出場し、5得点を記録。「プロ1年目として臨んだシーズン、毎日、充実していたし、あっという間でした。今までのサッカー人生で一番得るものが多い1年だった」。それでも、5ゴールという結果には満足してない。

「監督は毎日『攻撃陣は数字だ』と言っていた。そこで示さないと評価されない。(柿谷)曜一朗くんはそこで評価されてA代表までいった。曜一朗くんに数字は及ばないし、一人に負担がかかった。そこは足りなかったと思う」

 C大阪の“出世番号”とも言われる13番を背負った1年目。「13番が好きになったし、自分の番号にしたいという気持ちがある。8番に負けないぐらいの番号にしたい」。さらなる飛躍を誓う18歳は来季に向けて「2年目は難しいと言われる。その中でどこまでやれるか試されると思うし、気を引き締めて1日1日やっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

TOP