beacon

中京大中京で身に着けた泥臭さ…宮市「ハードワークして点を取りたい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 湘南ベルマーレは21日、平塚市にあるホテルサンライフガーデン内にあるグランドビクトリア湘南チャペルで新体制発表会を行った。アーセナルFW宮市亮を兄に持つFW宮市剛ら新加入選手11名も意気込みを語った。

 宮市は中京大中京高に入学前は名古屋U15でプレーしている。宮市らは2010年の高円宮杯U-15を制するなど、黄金世代と呼ばれた世代だ。必然的に選手層は厚く、宮市ですらレギュラーとして試合に出場することは困難を極めた。事実、今年の高校選手権で活躍した市立船橋高のFW石田雅俊(京都入団)や星稜高のGK近藤大河は当時の控えメンバー。2人は名古屋U18に上がれず、それぞれの道に進んでいる。

 宮市には名古屋U18に上がる選択肢もあったが、兄と同じ中京大中京高に進学した。しかしここで学んだ泥臭くプレーすることが宮市をより成長させた。「髪の毛一本でも前に入る気持ちを学んだ」。岡山哲也監督の指導方針も合い、アンダー代表で活躍するまでに成長。最終学年となった今年度の高校選手権は県決勝で惜しくも敗れ出場は叶わなかったが、充実の高校生活を過ごし、見事、夢だったと語るプロ入りを果たした。

 当時のメンバーにも負けられない思いがあると話した宮市。「僕自身もハードワークして、ゴールに向かうプレーをしっかりして、点を取りたいと思います」。『湘南スタイル』に早期フィットすれば、1年目から大暴れすることも可能だ。

(取材・文 児玉幸洋)

▼関連リンク
2014年Jリーグ移籍情報ページ

TOP