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船山が開幕戦ハット!松本が20歳以下6人先発の東京V下す

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[3.2 J2第1節 東京V 1-3 松本 味スタ]

 2日、14年シーズンのJ2が開幕。昨季13位の東京ヴェルディが7位の松本山雅FCを迎え撃った一戦は、FW船山貴之のハットトリックの活躍によって3-1で松本が勝った。

 昨季J2参戦2年目でプレーオフ圏内まであと一歩へ迫った松本は地元出身のDF田中隼磨とFWサビアの新加入組が先発。一方の東京VはMF高木大輔やDF吉野恭平らユース出身の20歳以下6選手が先発する陣容で開幕戦を迎えた。

 その試合は立ち上がりからスコアが動いた。5分、松本は左サイドから仕掛けた船山のラストパスが相手のハンドを誘ってPK獲得。これを船山が右足で決めて松本が先制した。

 対する東京Vは8分、右CKを蹴った19歳MF前田直輝が跳ね返りを拾うと、コントロールから再び左足を振りぬく。これがニアサイドのゴールネットを揺らして同点に追いついた。東京Vはその後、18歳MF菅嶋弘希や前田が積極的にゴールを狙い、松本もMF岩上祐三の右ロングスローからMF喜山康平が右足シュートを放つなどゴール前のシーンを増やしていく。

 その中で勝ち越し点を奪ったのは松本だった。前半アディショナルタイム、左FK後の混戦からクリアボールに反応した船山が右足ボレーを叩き込んで2-1とリードを奪った。
 
 東京Vは後半、カウンターから前田の放った左足シュートや右CKからFW常盤聡のヘディングシュートなどで反撃。だが終盤は逆に松本が分厚い攻撃で押し込むと43分、左CKのこぼれ球に反応した船山が右足ダイレクトで豪快にゴールへ突き刺して3-1と突き放した。

 12年12得点、13年には11得点と2シーズン連続でチームトップの得点数を記録している10番の開幕戦3発。「非常に嬉しいです。(3得点は)イメージしていなかったですけど、サポーターのお蔭で取れた」と喜んだ船山の活躍、最後まで落ちなかった走力などで相手を上回った松本がJ1昇格へ会心のスタートを切った。

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