beacon

開始3分の平繁弾で群馬が初勝利、東京Vは開幕連敗…

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.9 J2第2節 群馬1-0東京V 正田スタ]

 ともに開幕戦で敗れたザスパクサツ群馬東京ヴェルディの一戦は、前半3分にFW平繁龍一が挙げた先制点が決勝点となり、群馬が1-0で勝利した。群馬はホーム開幕戦で今季初勝利。東京Vは開幕2連敗となった。

 試合は前半3分にいきなり動いた。MF宮崎泰右の左CKが逆サイドまで流れ、MFエデルがもう一度、中央に折り返すと、DF小柳達司が頭でコースを変え、平繁が右足でシュート。キャプテンの一撃がチームの今季初ゴールとなり、群馬が先制に成功した。

 立ち上がり早々に1点を追う展開となった東京Vも反撃に出る。前半5分、ゴール前に入れたボールはGK北一真にカットされるが、こぼれ球をFW常盤聡が右足ダイレクトでシュート。決定的なシーンだったが、カバーに入ったDF瀬川和樹にゴールライン上でクリアされた。同9分にはMF田村直也のインターセプトから常盤が左足を振り抜くが、惜しくも左ポストを叩いた。

 その後も1点ビハインドの東京Vが試合を支配する。しかし、後半32分、ゴール正面から田村が狙った直接FKはまたも右ポストを直撃。さらに同35分にはFW平本一樹が折り返したボールにMF高木大輔が体ごと飛び込み、右足で合わせたが、GK北の指先をかすめてクロスバーに阻まれる。運にも見放された東京Vは最後まで1点が遠く、開幕連敗となった。

 前半3分の1点を守り抜いた群馬は1-0で今季初勝利。それでも、試合内容に不満げな秋葉忠宏監督に笑顔はなく、「よく我慢した。サポーターの応援のおかげで勝てた。勝ったことだけがすばらしくて、それ以外に修正するところが山ほどある。今日は本当に運が良かった」と厳しい表情で話していた。


▼関連リンク
[J2]第2節スコア速報

TOP