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4位・北九州に快勝!首位独走の湘南が5連勝

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[6.28 J2第20節 湘南2-0北九州 BMWス]

 湘南ベルマーレが5連勝を飾った。2連勝中で4位につけているギラヴァンツ北九州をホームに迎え撃った湘南はFW武富孝介とFW岡田翔平のゴールによって2-0で勝利。今季の成績を19勝1敗とした。

 前節、磐田との首位決戦を2-1で制し、2位・磐田との勝ち点差は17。依然首位を独走している湘南は立ち上がりからMF菊地俊介やFW吉濱遼平のミドルシュートなどで攻め立てる。そして20分、自陣からボールをつなぐと、北九州が築いたブロックの手前で受けた吉濱がドリブルで中央突破。相手DFを引き出したところで左前方へスルーパスを出すと、「遼平がいいボールをくれたのであとは流し込むだけというか、簡単なシュートだったと思います。遼平のゴールだったと思います」という武富が右足でゴール右隅へ先制点を流し込んだ。

 さらに湘南は39分、自陣からテンポよくグラウンダーの縦パスをつなぐと、右サイドでボールを受けたMF藤田征也が縦に仕掛けてラストパス。PAへ飛び込んだ岡田が右足ダイレクトでGKの頭上へシュートを叩き込んで2-0とした。

 北九州は右クロスにFW池元友樹が飛び込むシーンもあったが、前線へのサポートが遅く、厚みのある攻撃をすることができない。出足の速い湘南の厳しいチェックの前に前半のシュート数は1-10。それでも中盤にテンポよくボールが入り出した後半は8分に右クロスをFW原一樹が右足で合わせ、9分にも左中間を抜け出したMF小手川宏基が決定機を迎えるなど反撃する。

 対して、後半も今季初スタメンの吉濱が枠を捉える左足シュートを放つなど積極的に3点目を狙った湘南は、北九州に反撃を許しながらもディフェンス面で最後まで集中力を切らさず。3試合ぶりの無失点で連勝を伸ばした。

 湘南のチョウ・キジェ監督は試合後のインタビューで「まだまだ隙があるなという試合だった。ちょっとずつ、本当に30cm、50cmのアングルの取り方とか切り替えの速さとかが少しずつ遅れて、相手に主導権を握られる時間帯もあった。そこを自分たちの質で変えられるところは全部変えていかなければいけない。そのへんが課題ですね」。5連勝にも満足感はなかった。

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