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代表勢躍動のF東京が今季初勝利!!森重&武藤ゴールに権田もPKストップ

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[3.22 J1第1ステージ第3節 神戸0-2F東京 ノエスタ]

 FC東京はアウェーでヴィッセル神戸に2-0で快勝し、今季3試合目で初勝利を飾った。バヒド・ハリルホジッチ新監督の就任した日本代表に招集された4選手が大活躍。前半33分、DF太田宏介のCKからDF森重真人が先制点を決めると、後半23分にはFW武藤嘉紀が2試合ぶり今季3点目となる追加点。GK権田修一もPKをストップするなど好セーブを連発し、完封勝利に貢献した。

 神戸は今季、F東京から完全移籍で加入したFW渡邉千真が古巣相手に序盤から果敢にゴールを狙う。前半4分、カウンターから中央をMFペドロ・ジュニオールがドリブルで駆け上がり、ラストパスを受けた渡邉が左足を振り抜くが、シュートはゴール右へ。同16分には鋭い切り返しから放った渡邉の右足ミドルが右ポストを叩いた。

 F東京は前半33分、DF太田宏介の左CKにDF森重真人が頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。日本代表コンビでセットプレーから先制点を奪うと、昨年10月以来の代表復帰を果たしたGK権田修一も魅せた。

 前半43分、神戸は渡邉がゴール前に抜け出すと、権田もゴールを空けて飛び出す。2人に接触はないように見えたが、渡邉が転倒すると、吉田寿光主審の笛が鳴った。疑惑のPK判定。権田らF東京の選手は当然、抗議するが、判定は変わらない。それでもペドロがゴール左を狙ったキックを権田が横っ飛びで弾き出す意地のセービングでゴールを死守した。

 1点リードで折り返した後半23分にはハーフウェーラインを越えたあたりで縦パスを受けた武藤が絶妙なトラップでMFチョン・ウヨンをかわすと、さらに詰めてきたDF高橋祥平の股間を通し、一気にドリブルで駆け上がる。そのままPA内に切れ込み、右足でゴール左隅に流し込む追加点。2得点を決めたG大阪との開幕戦(2-2)以来、武藤の2試合ぶり今季3ゴール目で2-0と突き放し、勝利を決定づけた。

 神戸は0-2の零封負けで柏との開幕戦(0-1)に続くホーム2連敗。開幕から3試合未勝利(1分2敗)で、ネルシーニョ体制初勝利はまたもお預けとなった。


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