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西ヶ谷采配ズバリ、監督交代で息を吹き返した水戸「チームのたくましさを感じた」

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[7.26 J2第26節 横浜FC0-2水戸 ニッパツ]

 唯一の敗戦を喫した相手にリベンジを果たした。水戸ホーリーホックは6月7日に柱谷哲二前監督を解任。その後は西ヶ谷隆之ヘッドコーチが指揮を執り、同27日に正式に監督に昇格した。

 西ヶ谷監督が指揮を執って以降、チームはこの日まで3勝4分1敗と好調を維持。しかしその1敗を喫している相手が、FW三浦知良に得点を奪われて敗れた横浜FC戦だった。

 試合を振り返った西ヶ谷監督は「3連戦の最後で、前半は選手たちの体が重かった。後半はウチがギアを上げた時間帯で得点できたことはチームのたくましさを感じた」と誇らしげだった。

 采配も的中した。後半、攻めに転じた状況で迎えた後半12分に、最近は「ジョーカー」としての投入が目立つFW山村佑樹をピッチに送り込む。すると、山村は後半20分のFW馬場賢治の先制弾をアシスト。同35分には狙い澄ましたクロスでFW三島康平の追加点をアシストした。

 采配に関しては「バランスだけ崩さないようにと心がけた」と話した西ヶ谷監督。山村が「ジョーカー」としての役割をきっちり果たしているが、これからの起用法については、「そこは競争。山村は最初からでもシュートのパワーを持っている。彼が良ければスタートから行きます」と、臨機応変の対応を示唆した。

(取材・文 児玉幸洋)
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