FW前田のハットトリックでF東京が神戸を下し、約1か月ぶり白星
[9.12 J1第2ステージ第10節 F東京3-0神戸 味スタ]
J1は12日、第2ステージ第10節を各地で行った。味の素スタジアムでは5位のFC東京と10位のヴィッセル神戸が対戦している。F東京は前半39分を皮切りにFW前田遼一が3ゴールを記録。新GKブラダ・アブラモフの活躍もあり、3-0で神戸から完封勝利を収めている。
F東京はナビスコ杯準々決勝第2戦の鹿島戦(0-3)から先発を5人変更。GKに新加入のブラダ・アブラモフ、最終ラインには日本代表のDF丸山祐市、DF森重真人が復帰。出場停止のFW中島翔哉に代わり、MF河野広貴がトップ下に入り、FWネイサン・バーンズが前田遼一と2トップを組んでいる。対する神戸は、天皇杯2回戦のAC長野パルセイロ戦(5-0)から先発を4人変更。3バックの中央にチャン・ウヨン、左に増川隆洋が入り、左WBに相馬崇人。2列目にMF森岡亮太が入る3-4-2-1で試合に臨んだ。
[スタメン&布陣はコチラ]
序盤から神戸がボールを保持しながら、F東京のゴールに迫っていく。対するF東京はカウンターを狙うものの攻撃に掛ける人数が少なく、なかなかシュートまでは持ち込めない。両チーム、シュートが打てない時間帯が続いたが、前半21分に神戸はFW渡邉千真が距離のある位置からゴールを狙ったが、枠の右に逸れて行った。
神戸は前半28分にもCKから波状攻撃を見せるが、ゴール前を固めるF東京のDFにシュートをブロックされる。対するF東京は29分、FWネイサン・バーンズがゴール正面、約30メートルの位置で倒されてFKを獲得する。DF太田宏介が左足で直接ゴールを狙ったが、GK山本海人に阻まれた。同32分にもF東京は距離のある位置でFKを得て、太田がゴール前に速いボールを送ったが、GK山本にキャッチされた。
先手を取ったのはF東京だった。前半39分、MF高橋秀人が中盤でボールを奪い、持ち上がって前田にパス。これを受けた前田がPAに入ったところで右足を振り抜くと、ボールはクロスバーの下を叩いてゴールに決まった。前半43分にもF東京はFWネイサン・バーンズのダイレクトパスを受けたMF河野広貴がGKと1対1になるが、シュートはブロックされる。その直後にも自陣からのロングボールに反応した河野が今度はゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定されて得点は認められず。イエローカードを受けた。
アディショナルタイムには、神戸も決定機をつくり出す。FWレアンドロからFW渡邉千真にスルーパスが出ると、渡邉はGKの前でボールに合わせてシュート。しかし、これは右に外れて行き同点に追い付けなかった。このままF東京が1点リードして前半を折り返す。
後半も神戸はボールを保持しながらF東京陣内までボールを運ぶが、シュートを打てない。12分にMF前田凌佑が距離のある位置から鋭いシュートを枠に飛ばしたが、GKアブラモフに弾かれている。F東京はここで河野に代えて、MF東慶悟をピッチに送り出した。14分には太田のクロスからバーンズがヘディングシュートを放つが、GK山本に弾かれた。神戸も17分に三原を下げ、FW石津大介を起用する。
後半22分、神戸はスローインからボールをつなぎ、最後は石津からのパスをPA内で受けた渡邉がヒールキックでシュートしたが、ゴール右へ外れた。同24分にF東京は東がミドルシュートでゴールを狙うが、枠を捉えられない。それでも次の攻撃で東が左サイドからゴール前にクロスを入れると、前田がゴール前で合わせて2点目を決めた。
両チームが後半30分、同時に交代カードを使う。F東京は羽生を下げ、MF橋本拳人を起用、神戸は増川に代えてMFブエノを起用する。33分、F東京は中盤でボールをつなぐと、MF高橋秀人が前方にスルーパスを送る。これを受けた東が横パス。走り込んだ前田がボールをゴールに流し込み、ハットトリックを達成した。
勝利を決定付けたF東京は39分にバーンズを下げ、FW平山相太を投入する。その後もF東京の守備は崩れることなく無失点で試合終了。約1か月ぶりのリーグ戦白星で、直近の6戦を無敗(4勝2分)としている。
(取材・文 河合拓)
J1は12日、第2ステージ第10節を各地で行った。味の素スタジアムでは5位のFC東京と10位のヴィッセル神戸が対戦している。F東京は前半39分を皮切りにFW前田遼一が3ゴールを記録。新GKブラダ・アブラモフの活躍もあり、3-0で神戸から完封勝利を収めている。
F東京はナビスコ杯準々決勝第2戦の鹿島戦(0-3)から先発を5人変更。GKに新加入のブラダ・アブラモフ、最終ラインには日本代表のDF丸山祐市、DF森重真人が復帰。出場停止のFW中島翔哉に代わり、MF河野広貴がトップ下に入り、FWネイサン・バーンズが前田遼一と2トップを組んでいる。対する神戸は、天皇杯2回戦のAC長野パルセイロ戦(5-0)から先発を4人変更。3バックの中央にチャン・ウヨン、左に増川隆洋が入り、左WBに相馬崇人。2列目にMF森岡亮太が入る3-4-2-1で試合に臨んだ。
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序盤から神戸がボールを保持しながら、F東京のゴールに迫っていく。対するF東京はカウンターを狙うものの攻撃に掛ける人数が少なく、なかなかシュートまでは持ち込めない。両チーム、シュートが打てない時間帯が続いたが、前半21分に神戸はFW渡邉千真が距離のある位置からゴールを狙ったが、枠の右に逸れて行った。
神戸は前半28分にもCKから波状攻撃を見せるが、ゴール前を固めるF東京のDFにシュートをブロックされる。対するF東京は29分、FWネイサン・バーンズがゴール正面、約30メートルの位置で倒されてFKを獲得する。DF太田宏介が左足で直接ゴールを狙ったが、GK山本海人に阻まれた。同32分にもF東京は距離のある位置でFKを得て、太田がゴール前に速いボールを送ったが、GK山本にキャッチされた。
先手を取ったのはF東京だった。前半39分、MF高橋秀人が中盤でボールを奪い、持ち上がって前田にパス。これを受けた前田がPAに入ったところで右足を振り抜くと、ボールはクロスバーの下を叩いてゴールに決まった。前半43分にもF東京はFWネイサン・バーンズのダイレクトパスを受けたMF河野広貴がGKと1対1になるが、シュートはブロックされる。その直後にも自陣からのロングボールに反応した河野が今度はゴールネットを揺らしたが、オフサイドと判定されて得点は認められず。イエローカードを受けた。
アディショナルタイムには、神戸も決定機をつくり出す。FWレアンドロからFW渡邉千真にスルーパスが出ると、渡邉はGKの前でボールに合わせてシュート。しかし、これは右に外れて行き同点に追い付けなかった。このままF東京が1点リードして前半を折り返す。
後半も神戸はボールを保持しながらF東京陣内までボールを運ぶが、シュートを打てない。12分にMF前田凌佑が距離のある位置から鋭いシュートを枠に飛ばしたが、GKアブラモフに弾かれている。F東京はここで河野に代えて、MF東慶悟をピッチに送り出した。14分には太田のクロスからバーンズがヘディングシュートを放つが、GK山本に弾かれた。神戸も17分に三原を下げ、FW石津大介を起用する。
後半22分、神戸はスローインからボールをつなぎ、最後は石津からのパスをPA内で受けた渡邉がヒールキックでシュートしたが、ゴール右へ外れた。同24分にF東京は東がミドルシュートでゴールを狙うが、枠を捉えられない。それでも次の攻撃で東が左サイドからゴール前にクロスを入れると、前田がゴール前で合わせて2点目を決めた。
両チームが後半30分、同時に交代カードを使う。F東京は羽生を下げ、MF橋本拳人を起用、神戸は増川に代えてMFブエノを起用する。33分、F東京は中盤でボールをつなぐと、MF高橋秀人が前方にスルーパスを送る。これを受けた東が横パス。走り込んだ前田がボールをゴールに流し込み、ハットトリックを達成した。
勝利を決定付けたF東京は39分にバーンズを下げ、FW平山相太を投入する。その後もF東京の守備は崩れることなく無失点で試合終了。約1か月ぶりのリーグ戦白星で、直近の6戦を無敗(4勝2分)としている。
(取材・文 河合拓)