川崎フロンターレのMF中村憲剛が4日のG大阪戦で決めたミドルシュートが、J1第2ステージ第13節のノミネートゴールに選出された。1-1に追いつかれて迎えた前半アディショナルタイム3分、ミドルレンジでボールを持った中村は思い切って右足を振り抜く。低い弾道のシュートは、DFの合間を縫って一直線にゴール方向へ。左ポストを叩いたボールはそのままゴールネットに収まった。

　ゴールシーンを振り返った背番号14は、「(相手が)打たせていいという部分があったと思う。俺からしたらコースがあった。GK東口(順昭)選手もDFとかぶっていて、その時にコースが見えた。いつもならパスコースを探すんだけど、1-1の嫌な空気だったし、思い切って打っちゃえって。そういうとき、悩んでないときは入るんだよね」と分析。奇しくもこれがクラブのJ1通算700ゴールのメモリアルゴールとなったことで、「やっとだね。そういうの全然縁がなかったから。やっとそういう節目に名を刻めますよ」と喜んだ。

　その他のノミネートゴールは、仙台戦で決めた横浜F・マリノスのMF中村俊輔、そして清水戦で決めた松本山雅FCのMF岩上祐三と、いずれも直接FK弾が選出されている。

以下、詳細

・MF中村憲剛(川崎フロンターレ)
10月4日 対G大阪 得点時間:45分+3


・MF中村俊輔(横浜F・マリノス)
10月3日 対仙台 得点時間:77分


・MF岩上祐三(松本山雅FC)
10月3日 対清水 得点時間:36分

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(取材・文　児玉幸洋)

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