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先制点も空砲に…逆転Vを信じる長沢「可能性はゼロじゃない」

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[12.2 チャンピオンシップ決勝第1戦 G大阪2-3広島 万博]

 今年7月に清水から完全移籍でガンバ大阪に加入したFW長沢駿が移籍後公式戦初先発で先制点を奪った。0-0の後半15分、広島DF佐々木翔のバックパスをMF森崎和幸とDF千葉和彦が“お見合い”。素早くルーズボールに詰めた長沢が左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

「プレッシャーに行っていれば、何かが起こるだろうなと思っていた。1回ではなく、2回、3回と追えば、絶対に何かあると。あそこは狙っていたし、2回、3回と追うところは自分の持ち味でもあるので」

 前線からの積極的なチェイシングで、最終ラインからビルドアップして攻撃を組み立てる広島の隙とミスを逃さなかった。貴重な先制点をマークした長沢だったが、後半32分にベンチへ下がると、試合はまさかの結末を迎えた。

 2-1の後半41分、DFオ・ジェソクの一発退場から崩れたG大阪。後半アディショナルタイムの2失点で逆転負けを喫し、ホームでの第1戦を落とした。「残念な結果だけど、切り替えてやるしかない。(試合後に)『次がある』という声も出ていた」。

 5日、アウェーでの第2戦。2点差以上で勝つか、4-3以上の1点差勝ちなら逆転で連覇が決まる(3-2なら延長戦)。「可能性はゼロじゃない。次に向けて切り替えるしかない」。長沢は自分に言い聞かせるように話した。

(取材・文 西山紘平)

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