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高い打点のヘッド弾も空砲に…名古屋FW永井「自分がチャンスを外した」

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[4.2 J1第1ステージ第5節 FC東京 3-2 名古屋 味スタ]

 スピードスターは健在だ。名古屋グランパスの左サイドハーフに入ったFW永井謙佑は、サイドに張り付くだけでなく、中央でボールを呼び込むと、一気に加速してFC東京の守備網に脅威を与え続けた。

「ここ最近バックパスを選択することが多かった」永井は、ボールを受けると「今日はちょっと仕掛けながら前に運ぼうと思った」と果敢にドリブルを仕掛ける。一瞬でスピードに乗ると、寄せて来ようとする相手を置き去りにして敵陣までボールを運び、好機を創出しようと奮闘した。

 2-1で迎えた後半31分には右サイドを突破したDF矢野貴章のクロスを打点の高いヘディングシュートで叩き込んで、同点ゴールを記録。「最初はゴロで来るかなと思ったけど浮かせてきたので、あとは上がったボールに合わせるだけだった。クロスの勢いを殺さずに角度をずらせた」。

 2試合ぶりのゴールで勢いをもたらしたものの、チームは後半36分に決勝点を献上して2連勝を逃した。「(前半17分に)先制した後のチャンスで自分がチャンスを外してしまった。そこで決めていれば、違った展開になったと思うので、そういう場面でしっかり決め切れるようにならないといけない」と反省が口を突いた。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第5節2日目 スコア速報

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