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浦和MF柏木、“右”での2戦連発に「ビックリしてほしくない」

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[5.8 J1第1ステージ第11節 大宮 0-1 浦和 NACK]

 またもや右足でネットを揺らした。序盤から大宮の素早いプレッシャーに苦しんだ浦和レッズはなかなか攻撃の形を生み出せなかったが、前半終了間際の44分にMF柏木陽介が先制点を叩き込んだ。

 FW李忠成が素早いリスタートから前線に送ったボールは相手DFにはね返され、セカンドボールにはMF岩上祐三がいち早く反応した。後方から迫っていた柏木は「相手がトラップすると分かった」と一気に距離を詰めてボールを奪う。「また、ボールがこぼれてくると思って前に走った」と前線まで走り込んでMF武藤雄樹の落としに反応すると、「迷わずにシュートを打とうとした」と利き足とは逆の右足を振り抜いた。

「向かい風だったので、落ちるんじゃないかと思った」とドライブ回転のかかったボールはゴールネットに突き刺さり、値千金の先制ゴールが生まれた。第9節名古屋戦に続いての右足での得点に、「ビックリしてほしくないですね。僕は右足のミドルを決めたこともあるし、左利きの中では右足がうまい方だと思っているので」と笑った。

 この1点を守り抜いて1-0の勝利を収めたチームは、消化試合が1試合少ないながらも首位をキープした。背番号10は「チームとして成熟していると思っているので、これからも首位を走り続けてやっていく。どんな相手でも勝利をつかめるようにしたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第11節 スコア速報

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