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J1から“J7”へ伝道師ゆく…甲府DF柴村、東京1部Criacaoで選手・コーチ・クラブ経営の三刀流に挑戦

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東京都1部Criacao(クリアソン)がDF柴村直弥(中央)の加入を発表

 東京都1部リーグのCriacao(クリアソン)は7日、DF柴村直弥(34)が選手兼コーチ兼エグゼクティブマネージャーに就任することを発表した。国内外での豊富な経験を持つ柴村は、選手としてプレーするだけでなく、コーチとして現場をオーガナイズし、エグゼブティブマネージャーとしてクラブ経営にも関わっていく。

 柴村は2005年に中央大から新潟シンガポールに加入。07年には福岡へ移籍し、Jリーグデビューを果たした。その後は徳島、鳥取、藤枝と渡り歩き、11年にベンツピルス(ラトビア)へ移籍。欧州挑戦1年目からクラブの主力として活躍し、リーグ戦とカップ戦の国内2冠に貢献した。柴村は12年に移籍したパフタコール・タシュケント(ウズベキスタン)、同年7月に移籍したブハラ(ウズベキスタン)でもチームの信頼を勝ち取り、14年7月加入のストミール・オルシティン(ポーランド)を経て、16年に甲府へ移籍。しかし、6年ぶりの日本復帰となった同シーズンは、カップ戦1試合の出場にとどまり、昨年11月5日に契約満了が発表されていた。

 クラブによると、ヨーロッパリーグ(EL)やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場経験もある柴村は、Jクラブや海外クラブも獲得に興味を示していた中、東京都1部リーグのCriacaoへの移籍を決断。「クラブの理念や想いに共感した」と移籍の理由を説明し、「これまで海外含め様々な場所でプレーし生活していく中で、思考して主体的に行動していくことや価値観の多様性を尊重することの大切さを肌で感じてきました。Criacaoは自分が感じてきたことと同じようなことを大切にしているクラブだと感じました。これまでの経験を最大限に生かしてクラブの力になっていき、様々な側面からサッカーを捉え、クラブと共に自分自身も成長しながら一歩一歩前に進んでいきたいと思っています」と自身の豊富な経験を伝え、クラブと共に歩んでいく姿勢を示した。

 また、Criacaoの代表取締役を務める丸山和大氏は「柴村直弥という人間が我々のクラブとして大切にしている理念・価値観を体現している人間だと確信した。サッカーというスポーツの価値をより広く、より深く理解しようと努め、共に学んでいく姿勢にとても強い共感を持った。日本だけでなく世界を知る柴村と共に感動を創造し続けるクラブを作っていきたい」と強い期待を寄せている。

 東京都1部リーグは、J1リーグから見て日本7部に相当するリーグ。国内外の多くのクラブを渡り歩いた“さすらいのフットボーラー”が、新天地で再び道なき道を切り開いていく。

プロフィールは以下の通り

●DF柴村直弥
(しばむら・なおや)
■生年月日
1982年9月11日(34歳)
■身長/体重
180cm/78kg
■出身地
広島県広島市
■経歴
経歴=井口台中-広島皆実高-中央大-新潟S(シンガポール)-福岡-徳島-鳥取-藤枝-鳥取-ベンツピルス(ラトビア)-パフタコール・タシュケント(ウズベキスタン)-ブハラ(ウズベキスタン)-ストミール・オルシティン(ポーランド)-甲府
■出場歴
Jリーグ通算:24試合


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