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後半に怒涛の展開!! 浦和、広島との“激し過ぎる”シーソーゲーム制して連敗ストップ

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決勝ゴールを奪った浦和レッズMF関根貴大が歓喜の表情

[7.1 J1第17節 浦和4-3広島 埼玉]

 J1リーグは1日に第17節を開催し、埼玉スタジアムではともに3連敗中の浦和レッズサンフレッチェ広島が対戦。浦和が前半42分と同45分にゴールを決めて2点のリードを奪うが、後半2分と同9分に広島がネットを揺らして同点に追い付く。その後も両チーム譲らずに1点ずつを奪い合うと、後半アディショナルタイムにMF関根貴大が決勝ゴールを奪い、浦和が4-3の勝利を収めた。

 ホームの浦和は6月25日に行われた第16節鳥栖戦(●1-2)から先発1人を入れ替え、DF那須大亮を先発起用。一方、アウェーの広島は前節大宮戦(●0-3)から先発3人を入れ替え、GK中林洋次、MF茶島雄介、MF森島司らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から主導権を握って試合を進める浦和が前半5分に好機を創出。高い位置でボールを奪うと、MF関根貴大が送ったパスの流れからMF武藤雄樹が右足のシュートでゴールを強襲するが、この日が今季リーグ戦初出場となった中林に弾き出されてしまう。さらに同7分にはMF遠藤航の浮き球のパスからMF柏木陽介が最終ライン裏に抜け出すが、PAを飛び出した中林にクリアされてしまい、シュートまでは持ち込めなかった。

 一方の広島は前半24分、右サイドからMFミキッチが送ったスローインの流れからフリーで走り込んだDF水本裕貴が左足で合わせるが、シュートはゴールマウスを捉え切れず。すると同37分に広島をアクシデントが襲い、ミキッチが負傷してMF清水航平との交代を余儀なくされた。

 0-0のまま折り返すかと思われた前半43分に浦和が先制に成功する。柏木が後方から送った浮き球のパスでMF駒井善成が最終ライン裏に抜け出すと、右足ダイレクトで折り返したボールをFW興梠慎三が押し込んでスコアを1-0とした。さらに同45分には左サイドからドリブルで運んだ柏木が送ったパスを中央で受けた武藤が、PA外から右足シュートを放つと、ボールは中林に触れられながらもポストに当たってゴールマウスに収まり、一気にリードを2点差に広げた。

 2-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、広島は茶島に代えてFWアンデルソン・ロペスを投入。すると同2分、右サイドから送られたクロスを森島がワンタッチで落とすと、反応した皆川が左足ダイレクトでネットに突き刺し、広島が1点差に詰め寄る。さらに同5分にはMF青山敏弘のパスを皆川が胸で落とし、PA内に走り込んだ柏が右足で狙うも、距離を詰めた西川に阻まれて同点ゴールとはいかなかった。

 しかし後半9分、中盤でドリブルを開始した柏が一気にPA付近まで持ち込んで中央へラストパスを送ると、皆川がスルーして完全にフリーになったA・ロペスが左足シュートでネットを揺らし、広島が同点に追い付いた。試合を振り出しに戻された浦和は同11分、武藤に代えてFWラファエル・シルバをピッチへと送り込む。同16分にはR・シルバのパスを左サイドで受けた関根が切れ込み、強烈な右足シュートを枠内に飛ばしたものの、横っ飛びした中林に弾き出されてしまった。

 すると後半27分、遠藤のパスミスから広島がカウンターを発動させると、柏のラストパスを受けたA・ロペスが右足で突き刺し、広島が試合をひっくり返した。逆転を許した浦和は同28分に那須に代えてFW李忠成、さらに同39分には興梠に代えてFWズラタンをピッチへと送り込む。すると同40分に関根のワンタッチパスをズラタンがダイレクトで合わせてネットを揺らして浦和が同点に追い付くと、同アディショナルタイムにドリブルで持ち込んだ関根がPA内まで運んで相手を次々と抜き去ると右足シュートで決勝点を叩き込み、浦和が4-3の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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