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鄭大世の復活同点ヘッドも実らず…広島が後半AT2発で残留争う清水との好ゲームを制す

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広島が清水に3-1で勝利

[9.23 J1第27節 清水1-3広島 アイスタ]

 13位の清水エスパルス(勝ち点28)と15位のサンフレッチェ広島(勝ち点23)の一戦は、3-1で広島が勝利。2連勝で5試合負けなし(3勝2分)とした。一方の清水は、2連敗を喫した。

 20日の天皇杯4回戦で敗退が決まり、残すはリーグ戦のみとなった両クラブ。今節は、残留を争う直接対決となったが、試合は開始早々に動いた。前半6分、広島は右CKからキッカーのMF柴崎晃誠がゴール前に入れると、中央からニアに走り込んだDF水本裕貴が頭で合わせ、先制点。直近5試合で3得点にとどまっている広島がスコアを動かした。

 出鼻をくじいた清水は前半8分、左サイドのDF松原后が縦に仕掛け、グラウンダーのクロスを入れると、ニアに走り込んだMF金子翔太が合わせるがわずかにゴール左。19分には、MF竹内涼のミドルシュートからGK中林洋次のパンチングがゴール前上空に舞い上がり、金子のキープから最後はMF白崎凌兵が右足を振り抜く。決まったかと思われたが、ボール1つ分左に外れ、いい時間帯で同点とはならなかった。

 広島は前半22分に決定機。MFアンデルソン・ロペスが左足で相手の背後に浮き球パスを送ると、FWパトリックが完全に抜け出して右足シュート。しかし、GK六反勇治に止められ、絶好のチャンスを逃した。清水も41分、この試合好調の金子がDF鎌田翔雅の右クロスから力強いヘディングシュートを放ったが、GKの正面に飛んでしまった。

 後半も清水がゴールに迫るシーンを多く作っていく。6分、右サイド深くでFKを獲得し、FWチアゴ・アウベスが左足を一閃。意表を突いて直接狙ったが、クロスバーを叩き、なかなか追いつくことができない。15分にはMFミッチェル・デュークに代えてMF北川航也、24分には金子に代えてFW鄭大世を投入。鄭大世は8試合ぶりの出場となった。

 チアゴの左足を警戒しつつ、粘り強い守備を展開する広島は、MFフェリペ・シウバとMF稲垣祥を入れ、流れを変えようとした。だが、最後の交代カードでMF村田和哉を投入した清水の猛攻がついに実る。39分、右サイドから北川が上げたクロスを鄭大世がヘッドで合わせ、1-1。試合を振り出し戻した。鄭大世のゴールは7月29日の第19節・横浜FM戦(2-2)以来、今季9点目となった。

 広島は後半42分にMF青山敏弘に代えてMF森崎和幸を投入。押し込まれながらもF・シウバを中心にカウンターからチャンスを作っていくと、アディショナルタイム1分に決勝点が生まれる。F・シウバのスルーパスに反応した稲垣の左足シュートはGK六反に弾かれたが、浮き球のセカンドボールをFWパトリックがヘッドで押し込み、2-1。さらに終了間際にF・シウバがダメを押し、3-1で競り勝った。

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