Jリーグは29日、2017シーズンのスタジアム観戦者調査の結果を発表した。

　同調査は、2017年4月29日から9月23日に開催されたJ1、J2リーグ戦で実施。各クラブ指定のホームゲームにて、11歳以上の男女にスタジアム内における集合配布法を用いた質問紙をもとに調査し、17,136票を回収した。

　Jリーグの報告によると、平均年齢は41.7歳と昨年に比べて0.1歳増加したものの、J1の観戦者平均年齢は、40.1歳と昨年より0.7歳若く、調査開始以来初めてのマイナスを記録した。その要因として「デジタルメディアと親和性が高い若年層へのリーチを拡大したこと、若年層へ受けの良いファンサービスが影響を与えた」とし、Jリーグデジタルの出井宏明専務は「今まで以上にテレビ露出が増えたこと、2017年からJリーグを放映している『DAZN』による大量のプロモーション、SNSを通じた動画クリップの配信は、昨年までできていなかったところなのでその影響が多い」と推測した。

　さらに、デジタルメディアがリーグ平均86.3%と過去最高を記録し、WebサイトやSNSを通じて情報を入手する傾向が強まっている。また、50代以上においても、平均利用率が83.7%と伸びており、Jリーグはこの上昇傾向について「全年代においてネットや動画、音声などのコンテンツ・サービスの親和性が高まっている」と推測している。

　なお、昨季のスタジアム観戦者調査の詳細は、Jリーグ公式サイト「Jリーグ.jp」から閲覧することができる。

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