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ボールを支配しながらも仕留められず…横浜FM天野純「先制点がゲームの勝敗を左右する」

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左足からリズムをつくった天野純

[3.2 J1第2節 柏2-0横浜FM 三協F柏]

 オーストラリア代表監督も務めたアンジェ・ポステコグルー監督を今季から招聘した横浜F・マリノス。昨季までとは異なる攻撃的なスタイルは、ポゼッションに定評のある柏をも凌駕した。とりわけ前半は、圧倒的にボールを支配。ところが、シュート数で3対5と柏を下回り、横浜FMに決定機がない中、柏にカウンターから決定機を3度許す。

 そして、後半4分にMF小泉慶に先制点を奪われてしまう。先制された後は、ボール支配率も下がり、2点目も奪われて0-2で敗れてしまった。「先制されて後ろを固められると攻めあぐねていたので、僕たちのサッカーの中で先制点がゲームの勝敗を左右するのかな、と今日初めて感じました」とMF天野純は分析。開幕戦・C大阪戦(△1-1)は、横浜FMが先制していたが、この日は逆の展開となっていた。

 両サイドバックも高い位置をとって前線に人数をかける横浜FMは、サイド深い場所まで何度も進入していたが、精度を欠いてしまった。「アタッキングサードの精度をもっと突き詰めていかないといけない」(天野)、「最後の精度はプレシーズンマッチからの課題」(イッペイ・シノヅカ)と、選手も当然そのことは理解している。

「去年に比べてかなりの変化を与えていて、選手たちはそれを理解しようとしていて、フィールドの中でも一生懸命やってくれて実現しようとしている」と指揮官。「20年間監督をやってきて、同じようなスタイルを貫いてきた」と自らの哲学に自信みせると、「シーズンを通していくと完成度は上がっていくと信じていますし、強いチームになって相手を圧倒するチームになると信じています」とこれからの進化に自信を見せた。

(取材・文 奥山典幸)

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