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FW矢野貴章が3戦連発!! 新潟、今季初の複数得点で快勝…横浜FCは今季初失点で初黒星

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先制点を叩き込むアルビレックス新潟FW河田篤秀

[3.17 J2第4節 横浜FC0-3新潟 ニッパツ]

 J2は17日に第4節を開催し、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCアルビレックス新潟が対戦。前半34分にFW河田篤秀のゴールで先制した新潟が、同43分のFW矢野貴章、後半29分のMF小川佳純の得点でリードを広げて3-0の完封勝利を収めた。

 ホームの横浜FCは前節愛媛戦(〇3-0)から先発の入れ替えはなく、同じ11人がスターティングメンバーに名を連ねた。一方、アウェーの新潟は直近のルヴァン杯GL第2節FC東京戦から先発総入れ替え、J2第3節京都戦(△1-1)のスタメン11人が先発起用された。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半6分にホームの横浜FCがゴールに迫るが、FWイバのパスを受けたMF佐藤謙介が放ったシュートは枠上に外れた。その後は新潟が押し込む展開となるものの、横浜FCの粘り強い対応に遭ってなかなかフィニッシュまで持ち込めない。同30分にはイバの落としを受けたMF中里崇宏のクロスに飛び込んだMF野村直輝のヘディングシュートが枠を捉えないなど、横浜FCにも得点は生まれずに試合は進んでいく。

 すると、前半34分に新潟が先制に成功。左サイドから矢野が送ったクロスをファーサイドのMF加藤大がヘディングで折り返すと、走り込んだFW河田篤秀が右足ダイレクトボレーでネットに突き刺し、スコアを1-0とした。3試合連続で完封していた横浜FCにとって、この失点は今季初失点となった。

 追加点を狙う新潟は前半40分、DF安田理大のヒールパスから河田が送ったクロスにフリーで反応したMF小川佳純が決定機を迎えるが、右足で合わせたシュートはGK山本海人の守備範囲に飛んでしまう。しかし同43分、バックパスを受けた山本のコントロールミスを突いた矢野がボールを奪い取ると、無人のゴールに右足で流し込み、新潟がリードを2点差に広げた。好調な矢野は3試合連続ゴール、3試合連続1得点だった新潟にとって今季初の複数得点となった。

 2-0と新潟がリードしたまま後半を迎えると、横浜FCは佐藤に代えてMFレアンドロ・ドミンゲスをピッチへと送り込む。まずは1点を返そうとする横浜FCが圧力を掛け、同10分にはL・ドミンゲスのパスからゴール前でフリーになったMFジョン・チュングンが決定機を迎えたが、シュートは距離を詰めたGK大谷幸輝にストップされてしまった。

 その後も横浜FCが押し込む展開となるが、新潟が体を張って得点を許さず。後半28分には横浜FCベンチが動き、DF渡邉将基に代わってDF北爪健吾が投入される。横浜FCが攻勢を強めようとするが、またもやスコア動かしたのは新潟だった。同29分、高い位置でMF磯村亮太がボールを奪うと、こぼれ球を拾った河田が運んで左サイドに展開。走り込んだ小川が右足ダイレクトで合わせてネットを揺らし、リードを3点差に広げた。

 後半34分には中央突破したL・ドミンゲスのパスからフリーになった野村のシュートが枠を外れるなど、その後も横浜FCに得点は生まれず。新潟が3-0の完封勝利を収めて開幕戦以来となる白星を獲得し、横浜FCは今季初黒星を喫した。

(取材・文 折戸岳彦)
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