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柏のサッカーが「合っている」、躍動する新10番・江坂任

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J1では過去2シーズンで15得点をマークしている江坂任

[3.30 J1第5節 柏2-1神戸 三協F柏]

 今季大宮アルディージャから加入し、早速柏レイソルの背番号「10」を託されたFW江坂任。1月30日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフのムアントン・ユナイテッド戦(○3-0)で早速先発すると、ACL本戦の開幕戦、全北現代戦(●2-3)で移籍後初得点を記録。ここまでの公式戦全10試合に出場し、ターンオーバーを採用したホームでの傑志戦(○1-0)を除くすべてでスタメン出場を果たしており、柏に欠かせない選手になっている。

 ヴィッセル神戸戦でも、4-2-3-1のトップ下で先発。つなぐ部分とフィニッシュの部分で仕事が求められているが、この日は、アシストで結果を残した。FW伊東純也の先制点の場面では、DF中谷進之介のクリアボールが右サイドに流れると、落下点に入った江坂はダイレクトで前線への伊東とつなぐ。伊東はそのままドリブルからシュートに持ち込みゴールを陥れた。
 
 最終ラインやボランチからのパスを受けておさめていたが、「おさめた後になかなかゴール前にボールを運べなかったので、もうちょっとゴール前に運ぶためのかかわり方が大事だったかなと思います」と反省点を口にした。

 フィニッシャーとしては、ここまで公式戦3得点。多くの決定機にも顔を出している。新加入とは思えないようなハマり方をしており、「自分はボールを受けたいですし、ボールが入ってくるので、(柏のサッカーが)合っていると思います」と本人もそれを認めているが、足りてないと感じている部分はある。「まだまだゴール数はチームとしても少ないし、個人としてもゴールのところに絡まないといけない。これから増やさないといけない」。柏の新10番は、さらなる活躍を誓っていた。

(取材・文 奥山典幸)

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