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鹿島は遠藤康が豪快決勝ボレー!!中澤欠場の横浜FM、直近6試合で5敗目

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鹿島が横浜FMに競り勝った

[8.19 J1第23節 鹿島1-0横浜FM カシマ]

 鹿島アントラーズはホームで横浜F・マリノスと対戦し、1-0で競り勝った。守備陣が3試合ぶりの無失点に抑え、2連勝を飾った。

 鹿島は前節の長崎戦(2-1)から先発3人を変更した。右足首痛で離脱したMF安部裕葵が欠場となったほか、MF土居聖真、FW金森健志がベンチスタート。FW鈴木優磨とMF永木亮太が2試合ぶりに先発し、今夏に加入したFWセルジーニョが先発デビューを果たした。
 横浜FMは前節・名古屋戦(1-2)に続いて3バックを採用。スタメンは3人を入れ替え、MF喜田拓也とFWウーゴ・ヴィエイラがベンチスタートとなったほか、DF中澤佑二がベンチから外れた。フィールド選手では最多の199試合連続出場、さらに178試合連続フル出場中だったが、いずれの記録もストップした。最終ラインでは新戦力のDFチアゴ・マルチンスが移籍後初出場初先発。MF大津祐樹とFW伊藤翔が3試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 中澤が欠場した横浜FMは今夏に加入したDFドゥシャンとチアゴ・マルチンス、さらに今季先発2試合目のDF栗原勇蔵が3バックを構成。急造の最終ラインながら要所要所で粘り強いディフェンスを見せ、劣勢の展開ながら無失点で前半を耐えた。

 鹿島の前線も新戦力のセルジーニョと鈴木という2トップ。こちらは前半26分、セルジーニョが浮き球で絶妙なスルーパスを送り、鈴木が最終ラインの背後を取ったが、胸トラップが大きくなり、GKにキャッチされてしまった。その後もたびたび横浜FMゴールに迫るが、ゴールをこじ開けることはできず、前半をスコアレスで折り返した。

 均衡が破れたのは後半4分。鹿島は自陣からDFチョン・スンヒョンがロングフィード。鈴木と栗原が競ったこぼれ球をMF遠藤康が胸トラップすると、ボールの落ち際を左足ボレーで叩き、GKの手を弾いてゴールネットに突き刺した。遠藤の2戦連発今季3点目となるスーパーシュートで鹿島がついにリードを奪った。

 1点を追う展開となった横浜FMベンチが動く。後半14分、2枚替えでMF山田康太とMF松原健を下げ、ウーゴ・ヴィエイラ、FWイッペイ・シノヅカを投入。前線をウーゴ・ヴィエイラと伊藤の2トップにして反撃に出た。

 後半25分、横浜FMはウーゴ・ヴィエイラの突破からMF天野純がシュートを放つが、枠外。同28分にはロングフィードから伊藤がフィニッシュまで持ち込み、GKが弾いたボールを拾ったウーゴ・ヴィエイラがゴール前で粘ってシュートを打ったが、これも決め切れなかった。

 横浜FMは後半35分、最後の交代枠でチアゴ・マルチンスに代えてMF中町公祐を投入。FC東京から期限付き移籍で加入し、ベンチ入りしたMF久保建英に出番は訪れず、新天地デビューはお預けとなった。

 4バックにシステムを変更して最後の反撃に出る横浜FMだが、後半41分、右45度の位置から天野が左足で狙った直接FKは惜しくも右ポストを直撃した。後半アディショナルタイム6分間でも1点が遠く、0-1の零封負け。2連敗の横浜FMは直近6試合で5敗目を喫した。

(取材・文 西山紘平)

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