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鈴木優磨が劇的V弾!!鹿島、ACL初4強へ弾みの勝利

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鹿島は3試合ぶりの白星を挙げた

[9.14 J1第26節 鹿島2-1湘南 カシマ]

 18日にACL準々決勝第2戦を控える鹿島アントラーズはホームで湘南ベルマーレと対戦し、2-1で競り勝った。後半アディショナルタイムに途中出場のFW鈴木優磨が劇的な決勝点。初の4強入りが懸かるACLへ弾みを付けた。

 ともに9日に行われたルヴァン杯準々決勝第2戦で4強入りを決めたチーム同士の対戦。湘南は前半4分、MF岡本拓也の右クロスにフリーのFW鈴木国友が頭で合わせたが、ゴール右へ。鹿島も同8分、MF遠藤康の縦パスに反応したFW土居聖真がPA内左でキープし、マイナスに折り返したところをFWセルジーニョが左足で狙ったが、枠を捉え切れなかった。

 互いに立ち上がりの決定機を生かせず、試合は膠着状態に入る。湘南は前半31分、鈴木がPA手前から右足ミドルを放つが、ゴール右へ。同36分には岡本がFW松田天馬とのワンツーで右サイドを抜け出し、クロスのセカンドボールをMF石川俊輝がシュート。しかし、このミドルシュートもゴール左へ外れ、前半はスコアレスで折り返した。

 後半立ち上がりの4分、鹿島がセットプレーを生かして先制する。遠藤の右FKからこぼれ球を拾ったDF西大伍がPA内右のゴールライン際からふわりと浮かしたクロス。これをファーサイドの土居が頭で押し込み、ゴールネットを揺らした。

 1点を追う展開となった湘南は後半9分にU-21日本代表DF杉岡大暉、同16分にはFW梅崎司を投入する。すると、この交代策が的中。後半21分、サイドチェンジを受けた岡本が右サイドから左足でクロス。ゴール前に入り込んだ梅崎がヘディングで捉え、同点ゴールを叩き込んだ。

 1-1の同点に追いつかれた鹿島は直後の後半22分、セルジーニョに代えて鈴木を投入。同35分にはMF永木亮太の右クロスをファーサイドの鈴木が頭で落とし、土居がゴール前に飛び込んだが、わずかに届かなかった。それでも、このまま引き分けかと思われた後半アディショナルタイム、PA右手前から西が放り込んだボールを鈴木が豪快なヘディングシュート。ゴールネットに突き刺し、5試合ぶり今季9点目となる決勝点を奪った。

 劇的な展開でリーグ戦3試合ぶりの白星を挙げた鹿島は中3日の18日にACL準々決勝第2戦で天津権健(中国)と対戦。ホームでの第1戦に2-0で先勝しており、クラブ史上初の4強を懸け、中立地のマカオで行われる第2戦に臨む。

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