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ついに長いトンネル突破!山口、楠本デビュー弾などで横浜FCを下して3か月半ぶり白星

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レノファ山口FCが15戦ぶり白星

[9.30 J2第35節 横浜FC 2-3 山口 ニッパツ]

 J2リーグは30日、第35節2日目を行った。ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCレノファ山口FCが対戦し、山口が3-2で勝利。6月16日のJ2第19節・徳島戦以来、約3か月半ぶりの白星を飾った。

 23日に千葉を1-0で下し、4戦ぶりの白星を飾った横浜FCは、その試合と同じ11人を送り出し、2連勝を目指した。対する山口は、22日の大分戦(1-3)から3人を変更。DFヘナンとMF高木大輔、そして東京国際大から加入したDF楠本卓海がプロ初出場を果たした。

 試合は14試合未勝利(7分7敗)の山口が先手を取った。前半1分、PA左でFW大崎淳矢のシュートのこぼれ球を回収したMF高井和馬が中央へ折り返す。これが逆サイドまで流れ、PA右手前に走り込んだ高木がダイレクトで右足一閃。低い弾道のシュートがゴール左に吸い込まれ、幸先よく先制に成功した。

 開始51秒で失点した横浜FCは、雨のピッチを利用するようにMF佐藤謙介がミドルシュートを果敢に打ち込むが、なかなかゴールネットを揺らすことができない。一方、1点リードの山口は高木の高速クロスからFWオナイウ阿道があとは押し込むだけという決定機を作るが、右足シュートはミートせず、前半を1-0で終えた。

 同点に追いつきたい横浜FCは、後半の立ち上がりから猛攻を仕掛ける。2分にFWイバが完全に裏へ抜け出し、決定的なシーンを迎えるが、飛び出したGK吉満大介に止められ、チャンスを逃す。それでも、攻撃の手を緩めずに攻め続けると、8分に同点に追いつく。

 横浜FCは、相手のセットプレーからカウンターを仕掛け、PA右でイバのパスを受けたMFレアンドロ・ドミンゲスが右足シュート。相手とクロスバーに当たったボールをイバが左足で押し込み、1-1と試合を振り出しに戻した。

 しかし、後半13分に大崎に代えてFWジュリーニョを投入した山口がすぐさま同点に追いつく。右サイドで獲得したFKからジュリーニョが左足でクロスを供給すると、楠本がヘディングシュート。これがゴールネットに突き刺さり、大卒ルーキーがデビュー戦で初ゴールを挙げた。

 苦しい展開となった横浜FCは、後半24分に右サイドからレアンドロがクロスを上げ、途中出場のFW瀬沼優司がダイビングヘッドで合わせるが、惜しくも右ポストを叩く。27分には山口にアクシデントが発生。ジュリーニョが左腿裏を痛め、MF山下敬大との交代を余儀なくされた。

 守護神とデビュー戦の楠本の活躍が光る山口。それに応えるように攻撃陣が追加点を挙げる。後半37分、相手のセットプレーをしのいでカウンター発動。途中出場のFW岸田和人がドリブルで持ち運び、ペナルティーアーク手前から放った右足シュートは相手のブロックに阻まれたが、PA左にこぼれたボールを山下が左足で押し込み、リードを広げた。

 横浜FCは後半アディショナルタイム4分に瀬沼が1点を返したが、反撃もそこまで。山口が3-2で競り勝ち、長かったトンネルを抜け出した。

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