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2Aで勝利に導くも降格は回避できず、柏FW伊東純也「ここまで追い込まれる前に…」

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16位との勝ち点4差をつめられなかった

[11.24 J1第33節 C大阪0-3柏 ヤンマー]

 昨年12月のEAFF E-1サッカー選手権で日本代表デビュー、柏レイソルのストロングポイントであり各チームから名指しで警戒される存在になったMF伊東純也。負ければ即J2降格が決まる大一番となったC大阪戦でも、チームの期待に応えてMF江坂任の2点目とFWクリスティアーノの3点目をアシストする活躍を見せた。

 2度目の監督交代という劇薬を用いて、3-0の快勝。柏は10日に就任しこの日が初陣となった岩瀬健監督のもと、内容的にもスコアに遜色ないプレーをみせた。「(岩瀬監督が)2週間という時間の限られた中で、サッカーを整理して、選手がピッチで迷いなく思い切りプレーできる状況をトレーニングの中でつくってくれた」とMF大谷秀和もC大阪戦に関しては満足のいく出来だった。

 しかし、残留争いのライバルである湘南、名古屋、鳥栖が揃って勝利。今節で柏が勝利しながらも唯一降格が決まる状況が揃ってしまい、3度目のJ2降格が決まった。

「今日に関しては勝つしかなかったので。勝てたのはよかったですけど、ここまで追い込まれる前に勝ち点を積み上げないと……。僅差で負けたり、追いつかれたり、そういうのが今年は多かった」。

 伊東が指摘するように、今季は勝負弱さが目立った。今季の19敗のうち、1点差の試合は「13」。先制しながらも結果が変わった試合は「7」(3分4敗)にのぼった。

「監督によってサッカーが違いますし、対応しきれなかったのはあると思います」。結果的に1年で2度の監督交代に踏み切った柏。「でも、やるのは選手なので出た選手がしっかりやらなければいけなかったと思うし、勝てる場面も結構あった」。勝ち点を落とし続けた柏は、今季のJ1チームで唯一の連勝なし。勢いに乗れないままJ2降格の憂き目にあった。

(取材・文 奥山典幸)

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