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元スペイン1部、仙台MFシマオがデビュー戦フル出場「コンディションも思ったより良い」

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公式戦初出場を果たした仙台MFシマオ・マテ

[3.2 J1第2節 横浜FM2-1仙台 日産ス]

 モザンビーク国籍選手で初のJリーガーMFシマオ・マテが2日、J1第2節・横浜FM戦で来日初出場を果たした。チームは一方的にボールを握られる展開が長く、1-2で敗れたが、「全体的に良い試合だった」と国内デビューに手応えを得たようだ。

 2007年にギリシャの名門パナシナイコスで欧州でのプロキャリアを始め、12〜16年にはスペイン1部のレバンテで主力を担っていた30歳。「持ち味はインターセプトやビルドアップ、後ろからボールをさばけるところ。守備でもチームの力になれる」というオールラウンダーが今季の仙台に加わった。

 デビュー戦のポジションは5-3-2でブロックを敷く中盤のアンカー。「練習試合でボランチにトライさせたが、ボール奪取で非常に良いものを見せてくれていたので、そこを期待して送り出した」(渡邉晋監督)。独特のポゼッション戦術を採用する横浜FMに対し、フィルター役としての活躍が期待された。

 ただ、この日の横浜FMは密集の中のスペースを執拗に突き続けたため、仙台守備陣がチャージに行けるタイミングがなかなかなく、シマオ自身も左右のスライドに終始。攻撃では「戦術の中で監督が求めたことを実行した」という背後へのパスも配給していたが、違いを見せつけるとまでは至らなかった。

 とはいえ「長い間試合をやってこなかったけど、自分の中では良い試合だった。コンディションも思ったより良かった」とフル出場にポジティブな感触を得た様子。記者からの「日本で活躍できる自信はありますか」という質問を通訳が伝えると「スィン(母語のポルトガル語で『はい』)」と即答し、今後の活躍を約束した。

(取材・文 竹内達也)

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