踏み出した新たな一歩…Jデビューの横浜FM山谷侑士「違う緊張感があった」
[4.5 J1第6節 浦和0-3横浜FM 埼玉]
与えられた時間は4分。わずかな時間だったかもしれないが、横浜F・マリノスFW山谷侑士にとって、大きな一歩を踏み出した瞬間となった。
今季、下部組織からトップチームに昇格すると、3月13日のルヴァン杯第2節湘南戦でプロデビュー。そして、浦和戦でJ1リーグ初のベンチ入りを果たすと、3-0とリードして迎えた後半41分に出場機会が巡ってくる。3万人を超える観衆に「今までとは違う緊張感があった」ようだが、「点差もはなれていたので、ドンドン仕掛けてシュートを打っていこう」と限られた時間の中で存在感を示そうとしていた。
そして、後半43分にチャンスが訪れる。中盤でボールを受けると、右のFW仲川輝人へとボールを預けて自身は前線へと駆け上がる。リターンパスを呼び込んでPA内に持ち込むと、「相手(GK西川周作)が足を出していたので股下も選択肢にあったけど、引っかかると思った。ニア下かニア上しかなくて、そこで思い切り振り抜いた」とニア下を狙ってシュート。しかし、この日3失点を喫しながらも好セーブを連発していた西川に左手1本で弾き出され、プロ初ゴールとはいかなかった。
「決めてやろうという気持ちがあったけど決め切れなかった。決め切りたかったですね」と好機を得点へと結び付けられずに悔しさを滲ませたが、「やっとスタートラインに立てた感じです」とJ1デビュー戦を振り返る。「試合に出る」という目標は第6節にして早々と達成された。次は「プロ初ゴール。やっぱり自分は得点がほしい」と新たな目標に向けて日々成長を遂げていく。
(取材・文 折戸岳彦)
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そして、後半43分にチャンスが訪れる。中盤でボールを受けると、右のFW仲川輝人へとボールを預けて自身は前線へと駆け上がる。リターンパスを呼び込んでPA内に持ち込むと、「相手(GK西川周作)が足を出していたので股下も選択肢にあったけど、引っかかると思った。ニア下かニア上しかなくて、そこで思い切り振り抜いた」とニア下を狙ってシュート。しかし、この日3失点を喫しながらも好セーブを連発していた西川に左手1本で弾き出され、プロ初ゴールとはいかなかった。
「決めてやろうという気持ちがあったけど決め切れなかった。決め切りたかったですね」と好機を得点へと結び付けられずに悔しさを滲ませたが、「やっとスタートラインに立てた感じです」とJ1デビュー戦を振り返る。「試合に出る」という目標は第6節にして早々と達成された。次は「プロ初ゴール。やっぱり自分は得点がほしい」と新たな目標に向けて日々成長を遂げていく。
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