beacon

横浜FCの17歳MF斉藤光毅「ケンカ起きます(笑)」PKキッカーを巡る“重鎮”との攻防

このエントリーをはてなブックマークに追加

キレのあるドリブルで相手を苦しめたMF斉藤光毅

[4.7 J2第8節 横浜FC 1-1 福岡 ニッパツ]

 自ら獲得したPKだった。しかし、蹴る気満々のエースを前にキッカーを断念。試合後、横浜FCの17歳MF斉藤光毅は「めっちゃ蹴りたかった」と正直な気持ちを明かした。

 前節のアウェー愛媛戦(2-1)で、決勝点となるプロ初ゴールを挙げた斉藤。その活躍もあり、中3日で迎えた今節のホーム福岡戦でプロ初先発を果たした。

 開始からキレのある突破で相手の守備陣を苦しめると、0-1の後半32分に大仕事をやってのける。ドリブルでPA内右に鋭く切れ込み、右足で強烈なシュート。ブロックを試みた福岡DF篠原弘次郎の手に当たり、PKの判定となる。このPKを同34分にFWイバが決め、試合は1-1で終了した。

 今節もゴールに絡む活躍を見せた斉藤だったが、PKは自分で蹴りたかったようだ。「もう(ペナルティスポットに)立ってたんですけど、イバさんが(ボールを)取っちゃって(笑)」。PKキッカーを争った相手は、横浜FC加入から3年連続で二桁ゴールを記録している33歳の背番号10。「俺も奪いに行こうとしたんですけど…でも蹴られなかったです。めっちゃ蹴りたかったです(笑)」と、もどかしい様子で話した。

 次に同じ場面が訪れた時、キッカーを託されるために必要なことは理解している。斉藤は「(イバからボールを)奪い返せばよかったのでは?」という質問に対して「やばいです。ケンカが起きちゃいます(笑)」と冗談交じりに答えると、「悔しいですけど、そういう信頼はイバさんの方が高いので、もっともっと自分も信頼を高めて、PKの場面で全員から任せられるプレーヤーになれるように頑張っていきたいです」と目標を定めた。

(取材・文 阿部哲也)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●[J2]第8節 スコア速報

TOP