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流れ変えたのは前田遼一!采配的中の岐阜、琉球に逆転勝利で9戦ぶり白星

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岐阜を指揮する大木武監督

[5.5 J2第12節 岐阜2-1琉球 長良川]

 J2リーグは5日、第12節3日目を行った。岐阜メモリアルセンター長良川競技場ではFC岐阜FC琉球が対戦。FW前田遼一の投入で流れを変えた岐阜が2-1で逆転勝利をおさめた。

 3月9日の第3節・岡山戦(2-1)以降、勝利がない岐阜(3分5敗)。先月28日の栃木戦(1-1)から1人を変更。DFイヨハ理ヘンリーに代えて、DF柳澤亘が8試合ぶりの出場となった。3月16日の第4節・徳島戦(2-1)以降、勝利から遠ざかっている(5分2敗)琉球は、町田戦(1-1)から1人を変更。MF越智亮介に代えて、MF小松駿太が5試合ぶりを先発起用した。

 果敢にゴールに迫ったのは、琉球だった。前半13分、左CKからPA左角あたりでグラウンダーのパスを受けたMF上門知樹を一閃。これはクロスバーを叩いたが、直後に先制に成功する。ペナルティーアーク手前でくさびのパスを受けたMF富所悠が後方に落とし、MF上里一将がワンステップで右足シュート。これがゴール右上に突き刺さり、琉球がスコアを動かした。

 さらに攻勢を強める琉球。前半20分、右サイドからDF増谷幸祐が低い弾道のクロスを供給し、ニアに飛び込んだFW鈴木孝司が滑り込みながら合わせる。しかし、これは右ポストを直撃。33分にもPA左から富所がマイナスに折り返したボールを鈴木が左足で狙うも、クロスバーに嫌われた。

 岐阜は、琉球の迫力ある攻撃に手を焼き、なかなかチャンスを作り出すことができない。後半2分にFW粟飯原尚平が力強いシュートを放ち、積極的な入りをみせたが、前半のように琉球に押し込まれると、大木武監督が動いた。10分にFW山岸祐也、17分にはFW前田遼一を投入。すると、前線にターゲットができて攻撃にリズムが生まれた。

 そして、岐阜は後半31分だった。左CKのこぼれ球を回収した山岸が左サイドへ送り、粟飯原が左足で丁寧にクロスを供給。前田が強烈ヘッドで移籍後初ゴールを挙げ、1-1と同点に追いつく。さらに35分には、カウンターから数的優位の状況を作り出し、中央を駆け上がった山岸は右の粟飯原を選択。粟飯原はフェイントで相手のタイミングをずらして左足を振り抜いたが、GKカルバハルに止められてチャンスを逃した。

 それでも勢いは岐阜にあった。後半40分、MF三島頌平のくさびのパスを受けた前田が体を張ってポストプレー。ペナルティーアーク内から途中出場のMF永島悠史が左足を振り抜くと、ゴール右隅に吸い込まれて2-1と逆転に成功した。

 後半45分には、琉球に決定機が訪れたが、岐阜の守護神ヤン・オレ・ジーバースが決死のセーブ。DF阿部正紀もシュートをブロックして守り抜いた。試合は2-1で岐阜が勝利。約2か月ぶり、9試合ぶりの白星を挙げた。一方、琉球は8試合未勝利(5分3敗)となっている。

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