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“旧友”振り切り決勝アシスト! 横浜FM大津「前半に試合を見ていて…」

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決勝アシストの横浜F・マリノスMF大津祐樹

[6.22 J1第16節 横浜FM1-0松本 日産ス]

 ピッチ外から見ていた解決策をピッチ内で体現してみせた。横浜F・マリノスMF大津祐樹は後半19分、MF山田康太との交代でピッチに登場。そして同35分、FW遠藤渓太のスルーパスに反応して左サイドを切り裂くと、ゴールライン際のボールを折り返してFWエジガル・ジュニオの決勝点をアシストした。

 3-5-2の布陣で激しいプレッシングと固いブロックを使い分ける松本山雅FCに対し、なかなかゴールをこじ開けられなかったこの日の横浜FM。「前半に試合を見ていて、足元になるシーンが多かった。選手の特徴かもしれないけど、試合に出た時は背後に出てスペースをつくろうと思っていた」。背番号7のそんな姿勢が勝利に導いた。

 アシストの場面はDF今井智基とのマッチアップ。2015〜17年に柏で共にプレーした間柄だ。取材エリアでも「またLINEする」と旧交を温めていた大津は「普段から仲がいい。アイツの特徴として絶対に身体を当ててくると思ったので、先に当ててバランスを崩そうと思った。一緒にやっていたおかげでプレーも分かったので良かった」と笑みを浮かべながら明かした。

 昨季は主力級の立ち位置を築いていた大津だが、今季はわずか1試合の先発。なかなか満足のいく出番を得られていない状況だが、この日はMF三好康児がコパ・アメリカ参戦中、MFマルコス・ジュニオールが前節の退場処分により出場停止というチームの窮地で、しっかりとアピールに成功した。

「もちろんスタメンで出たい気持ちはあるけど、監督を信じているし、こうやってちゃんとチャンスを与えてくれる。そういった中で自分たちが結果を出してチームを高めていくのが大事だし、誰が出ても強いマリノスでいないといけない」。

 そう語った背番号7は「優勝するチームは全員がプレーしても良いチームなので」と高らかに宣言。1週間後に控える次節は首位のFC東京戦。コパ・アメリカでの三好の活躍にも刺激を受けているという大津は「お互いにいい刺激を高めて、良いチームが出来上がっている。次もしっかりと勝ち切りたい」と力を込めた。

(取材・文 竹内達也)
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