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174cmの劇的ハイジャンプ! 90+6分V弾の湘南DF坂「この身長でCBをやる上で…」

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サポーターの声援に応える湘南ベルマーレDF坂圭祐

[8.3 J1第21節 湘南3-2鹿島 BMWス]

 2-2で迎えたラストプレー、174cmから繰り出されたヘディングシュートが試合を決めた。後半アディショナルタイム6分、MF梅崎司のコーナーキックにハイジャンプで合わせた湘南ベルマーレDF坂圭祐は「この身長でセンターバックをやる上で、ジャンプ力がなければ無理なので」と持ち味を誇った。

 リーグ戦のピッチは5月26日に行われた第13節・神戸戦以来、約2か月ぶり。3月上旬から4月下旬にも離脱を経験していた24歳は「前回よりは身体の感覚は良かったし、相手の鹿島は燃える相手。久々の公式戦で応援もあったし、アドレナリンが出る雰囲気だった」と前向きに試合に入っていた。

 試合は後半立ち上がりに2点を先取したものの、選手交代を行った相手に追いつかれる展開。「1点目を食らった後に修正できなかった」と悔いを残し、「自分の前でボールを受けられていたし、もっとコントロールできていれば良かった」と自らの責任を感じていたという。

 それでも最後の最後で大仕事を成し遂げた。「アディショナルタイムは確認していなかったけど、時間がないことは分かっていた」とファーサイドに走り込み、競り合ったDF永木亮太の上から強烈なヘディングシュート。174cmという身長でJ1クラブのセンターバックを任されるまでになった持ち味を大事な場面で披露した。

 もっとも、試合後の喜びは控えめだった。「僕的には2失点のほうが気になっていた。もし2-2で終わっていたら失点を悔やんでいた。最後はおまけ」。そう振り返った坂は「最後に点を取れたのは陽太さん(GK秋元陽太)がギリギリで弾き出したりした結果。僕だけじゃなく“みんなのおかげ”を象徴するゴールだった」と謙虚に語った。

(取材・文 竹内達也)
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