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J2で奇跡のW兄弟競演…岸田&前“兄”擁する山口、“弟”の水戸を破る!

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岸田、前のダブル兄弟対決が実現

[8.4 J2第26節 山口1-0水戸 みらスタ]

 J2リーグは4日、第26節を各地で行い、悲願のJ1初昇格を狙う水戸ホーリーホックがレノファ山口に0-1で敗れた。8試合ぶりの黒星ながら、自動昇格が遠のく痛い足踏み。山口は5試合ぶりの白星を挙げた。

 ホームの山口は4日前に行われた前節・横浜FC戦(●1-4)から先発3人を変更。DF前貴之、MF佐々木匠、FW高井和馬が新たに入った。対する水戸は前節の甲府戦(△1-1)から5人を入れ替え、MF福満隆貴が古巣戦で新天地初先発。3戦連発中のFW小川航基も先発入りした。

 先にスコアを動かしたのは山口。前半13分、DF菊池流帆のロングフィードが右サイドに通ると、相手を振り切ったMF川井歩が巧みなトラップで収め、敵陣深くにえぐり込む。ペナルティエリア右脇からマイナス方向にパスを通し、これを受けた高井がループ気味のシュートでネットを揺らした。

 上位に食らいつくためには負けられない水戸は後半12分、さらなる窮地に陥ってしまう。山口はMF三幸秀稔が左サイドにボールを展開すると、これを収めた高井が縦に突破。回り込めずに対応した水戸DFンドカ・ボニフェイスがファウルで倒し、2枚目のイエローカードで退場となった。

 山口は後半15分、これで得たFKを高井が狙ったが、水戸GK松井謙弥が鋭い反応でビッグセーブ。その後は受けに回った山口に対して水戸が何度かチャンスを迎えたが、最後の精度を欠いて同点ゴールは奪えない。そのまま試合は終了。水戸は自動昇格圏と勝ち点6差に離される痛い黒星となった。

 なお、この試合では山口DF前貴之、水戸MF前寛之の兄弟が両チームに分かれて先発。さらに後半35分には、水戸の右サイドバックとして先発したDF岸田翔平の双子の兄にあたる山口FW岸田和人も投入され、2組の兄弟が両チームに分かれて競演したが、両家の兄を擁する山口に軍配が上がった。


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