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2位鹿島に逆転許したG大阪、パトリックPK弾で追いつきドロー…高木大輔がJ1デビュー

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PKで同点弾を奪ったG大阪FWパトリック

[8.23 J1第24節 鹿島 2-2 G大阪 カシマ]

 J1第24節が23日に行われ、13位ガンバ大阪は敵地で2位鹿島アントラーズと2-2で引き分けた。前半33分にFWアデミウソンが先制点を挙げると、同44分に鹿島のMFセルジーニョ、後半13分にはFW伊藤翔にゴールを許して逆転されたが、同28分にFWパトリックがPKで同点弾を奪取。G大阪は5戦連続のドローとなり、鹿島は連勝が2でストップした。

 首位FC東京を勝ち点4差で追う鹿島は前節からスタメン2人を変更。出場停止明けのGKクォン・スンテがGK曽ヶ端準に代わって2試合ぶりに復帰した。また、前節までフルタイム出場中だったDF犬飼智也が今季初のベンチ外。DF町田浩樹が4試合ぶりに先発復帰した。対するG大阪は前節から3人をチェンジ。この日が23歳の誕生日だったMF井手口陽介がG大阪復帰後リーグ戦3試合目で初のスタメン起用となり、MF福田湧矢とアデミウソンが2試合ぶりに先発復帰した。

 4-4-2の鹿島に対し、G大阪は井手口が中盤のアンカー、FW宇佐美貴史がシャドーに入った3-3-2-2。ピッチの各所でミスマッチが生まれる中、フィニッシュの数で上回るG大阪が先にスコアを動かした。

 前半33分、自陣PA外まで持ち出したGK東口順昭がプレッシャーを受けていない状態から相手の背後を狙い、右足でロングフィード。下がりながら対応しようとしたDFブエノが転倒すると、こぼれ球を拾ったアデミウソンがPA内左に進入し、右足でシュートを放つ。GKクォン・スンテに左手で触られながらもゴール右に決まり、4試合ぶりとなる今季6得点目を挙げた。

 ビハインドを負った鹿島は前半43分に左サイドでFKを獲得。キッカーのMF名古新太郎が右足でクロスを送り、ファーの町田が飛び出したGK東口より先に頭で合わせる。このヘディングシュートはクロスバーに嫌われたが、鹿島は次のチャンスをモノにした。

 前半44分、中盤でボールを奪った後のカウンターからFW土居聖真がドリブルで持ち上がると、伊藤が中央から左斜めにランニングしてDFの注意を引きつける。土居は右からフリーで走り込むセルジーニョへのパスを選択し、受けたセルジーニョがPA内右から右足を振り抜く。豪快なシュートでニアの上を破り、2試合ぶりとなる今季8ゴール目。7月度の月間MVP男のゴラッソで鹿島が1-1と同点に追いついた。

 勢いそのままに後半13分には逆転に成功する。右サイドからセルジーニョが左足でクロスを送り、DF高尾瑠にクリアされたボールを拾ったDF小池裕太がPA手前左から左足でシュート。G大阪の最終ラインがバラバラに押し上げていたことで、PA内中央でフリーとなっていた伊藤が右足でコースを変えてゴール右に決める。直後に村上伸次主審が副審に確認へ向かい、G大阪の選手たちもオフサイドをアピールしたが、得点が認められた。

 ここ4試合連続ドローのG大阪は今節もリードを守れず、一転して苦しい展開となる。後半21分には鹿島にFKを与え、キッカーの小池のクロスから町田にヘディングを許すが、ポストに救われた。

 すると後半27分、DF三浦弦太がセンターサークル内から右足でロングボールを供給し、左サイドの福田がDF小泉慶の背後を取ってPA内左へ進入。福田は小泉のスライディングを受け、PKを獲得する。同28分、PKキッカーを務めたパトリックがGKクォン・スンテの逆を突き、右足でゴール左へ。パトリックは3試合ぶりにネットを揺らし、今季5点目とした。

 その後は互いに攻撃のカードを切り、勝ち越しゴールを狙っていく。G大阪は後半40分に福田を下げ、13日にJ2山口から完全移籍したFW高木大輔を投入。高木は加入後初出場でJ1デビューを飾った。しかし、両チームとも最後まで次のゴールが生まれず、2-2でタイムアップ。痛み分けに終わった。

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