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10人神戸はビジャ&イニエスタがアシストも…U-22代表MFが2G2A!広島は最多タイ6発快勝

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広島が6ゴール快勝

[10.5 J1第28節 広島6-2神戸 Eスタ]

 J1リーグは5日、第28節2日目を行った。エディオンスタジアム広島ではサンフレッチェ広島ヴィッセル神戸が対戦。後半中盤から数的優位に立った広島が6-2で勝ち、3試合ぶり白星を挙げた。一方、神戸は連勝がストップし、3試合ぶり黒星を喫した。

 6位につける広島は、9月28日の名古屋戦(1-1)から1人を変更。FW渡大生に代えてFWドウグラス・ヴィエイラを起用し、3試合ぶりの白星を目指す。直近5試合で4勝1敗、2連勝中の神戸は川崎F戦(2-1)と同じ11人を起用し、前節で復帰を果たしたMFアンドレス・イニエスタも引き続き、スタメンに入っている。

 入りが良かったのは広島だった。キックオフからボールをつないだ広島は、前半1分にMF森島司が左サイドから中央へ仕掛け、3人をかわしてPA左深くからマイナスへ折り返す。これをMF川辺駿が右足で合わせるが、わずかに枠を外した。

 さらに広島は前半5分、DF佐々木翔が左サイドのスペースにパスを送り、抜け出した森島の折り返しをMF稲垣祥が右足で合わせ、GK飯倉大樹の手を弾いて先制のゴールネットを揺らした。

 早々に失点した神戸だが、鮮やかなパス一本で同点に追いつく。前半19分、敵陣中央でパスを受けたFWダビド・ビジャが前を向き、最終ラインの背後へロングパスを送る。タイミング良く抜け出したFW古橋亨梧が冷静なトラップから左足で流し込んで1-1。試合を振り出しに戻した。

 果敢にシュートを放つビジャに苦しんだ広島だが、縦凌ぐと前半39分に勝ち越しに成功する。攻撃参加したDF野上結貴のスルーパスをPA右で受けたFWドウグラス・ヴィエイラが中央へ折り返し、フリーで走り込んだ稲垣が右足シュート。今季2得点の背番号15がこの試合だけで2ゴールを挙げ、2-1とリードを奪った。

 さらに広島にチャンス。前半41分、PA中央からMF青山敏弘がシュートを放つと、ブロックしたDFトーマス・フェルマーレンの手に当たったとしてPKを獲得する。これをD・ヴィエイラがゴール左下に蹴り込むが、GK飯倉の好セーブに阻まれた。一方、神戸としては後半に望みをつなぐビッグセーブとなった。

 後半も立ち上がりは広島ペース。神戸は後半14分、イニエスタが大きく右サイドに展開し、カウンターからMF西大伍がアーリークロスを供給し、MF山口蛍が飛び込むもGK大迫敬介に阻まれる。

 すると、後半20分に広島は自陣からのパスで抜け出したD・ヴィエイラがDF大崎玲央に倒され、ペナルティーアーク手前でFKを獲得。決定機阻止となった大崎にはレッドカードが提示された。ゴールほぼ正面、約20メートルの位置から森島が右足を振り抜くと、左にカーブしたシュートがゴール左隅に吸い込まれ、3-1。U-22日本代表MFが数的不利の神戸に大きなダメージを与えた。

 追い込まれた神戸は後半27分に西を下げてDF藤谷壮、30分にはビジャに代えてFW田中順也を送り込む。すると、32分に右サイドから中央に切れ込んだ田中がイニエスタに預け、鋭いリターンパスをPA内で受けて左足を振り抜く。これが相手に当たりながらもゴール左隅に吸い込まれ、2-3と1点差に詰め寄った。

 1点リードの広島は守り抜く選択もあったが、ダメ押しの一発を狙いにいく。後半39分、敵陣中央でのルーズボールにMFハイネルが競り勝ち、森島がPA中央へラストパス。これを川辺が冷静に右足でゴール右隅に流し込んで4-2。後半アディショナルタイムにはD・ヴィエイラ、森島が追加点を挙げ、6-2で勝った。

 なお、広島は1993年11月13日のG大阪戦(6-3)、2001年8月11日のC大阪戦(6-2)、2015年7月15日の松本戦(6-0)に並ぶ、J1でのクラブ史上最多タイの6ゴールとなった。

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