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「精神的なケアも必要か」湘南2戦連続大敗、チョウ監督自粛で6戦勝ちなし

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声援を送った湘南サポーター

[10.6 J1第28節 湘南0-5川崎F BMWス]

 2試合連続の大量失点で敗れた。チョウ・キジェ監督のパワハラ行為が認定された湘南ベルマーレは清水戦の6失点に続き、5失点で大敗。高橋健二コーチは「パワー不足だった」と声を落とした。

「間に入れられた時に後手になってしまい、最後に粘れないことが続いていた。最後のところで簡単に背後を取られる、クロスを入れられる、自分たちの体に当てられないことが多い」

 8月12日にパワハラ疑惑が一部で報じられ、チョウ監督が活動を自粛。今月4日、Jリーグはチョウ監督のパワハラ行為を認め、5試合の出場資格停止とけん責の処分を科した。自粛期間中に5試合を消化していたため、今節からベンチ入りは可能だったが、同監督は指揮を自粛。引き続き高橋コーチが指揮を執ったが、悪い流れは断ち切れなかった。

 激震に見舞われたチームはシーズン中、約2か月に渡って苦境に置かれた。選手たちにはメンタル面の影響もあるはずだが、高橋コーチは「そうは思いたくないんですが…。トレーニングでも今まで通り手を抜かないでやっている」としつつ、「ゲームで失点をして自信がなくなってしまうのかなと。メンタル面も含めてトレーニングで自信をつけさせようとしてきたが、僕の力が足りなかった」と自ら責任を負った。

「(選手の)精神的なところのケアも必要かなと思います。もう一回、原点に戻るというか、今までしっかりやれていたことを取り戻したい」。チョウ監督の活動自粛からチームはこれで6試合未勝利(2分4敗)。順位は15位に踏み止まったが、プレーオフに回る16位鳥栖と勝ち点「31」、得失点「-18」で並び、降格危機に直面している。

(取材・文 佐藤亜希子)
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