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J月間MVP! “いまJ1で最も危険な男”清水MF西澤、J2は4戦5Gの新潟レオナルド、J3はハット達成の秋田FW中村に

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清水エスパルスのMF西澤健太がJ1月間MVPに

 Jリーグは11日、各月のJリーグにおいて最も活躍した選手を表彰する『2019明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP』の9月度受賞選手を発表。J1は清水エスパルスのMF西澤健太に、J2はアルビレックス新潟のFWレオナルドに、J3はブラウブリッツ秋田のFW中村亮太に決定した。受賞した選手にはクリスタルトロフィーと、賞金としてJ1は30万円、J2は20万円、J3は10万円が授与される。

 初受賞となった西澤は筑波大卒のルーキー。今シーズンはリーグ戦17試合で7得点を挙げており、特に9月は4ゴール2アシストを記録した。自らのゴールだけでなく攻撃の起点となったところも高く評価された。

 選考委員の原博美氏は「2試合で4ゴール2アシスト。切れ味鋭いドリブル、ゴールに向かった仕掛けるプレーは見ていても歯切れが良い。特に左45度からの仕掛け、シュートの型を持っている」とコメント。北條聡氏は「覚醒清水の昇り竜。左から縦横無尽の仕掛けで2戦4発。9月の堂々の主役に。ゴール右隅に沈めた名古屋戦の一撃は見事。湘南戦の2点2アシストも非凡」と語る。寺嶋朋也氏は「いまJ1で最も危険な男。シュートのうまさもさることながら、他の選手のゴールも演出するなど、攻撃の起点となっている」と絶賛した。

 初受賞の西澤は「Jリーグ月間MVPをいただき、大変嬉しく思いますし、誇りに思います。自分の努力だけでは手にすることのできない栄誉であり、日々共に戦う仲間、スタッフ、サポーター、家族、友人、支えてくださる全ての方々に感謝します」と喜びを語る。「自分の限界にチャレンジし、試行錯誤を積み重ね、日々成長していけるように、これまで以上の覚悟をもって精進したいと思います」とさらなる成長を誓った。

 J2は月間5ゴールを挙げた22歳のブラジル人FWレオナルドが初受賞。昨シーズンのJ3得点王がJ2でも得点力という持ち味をフルに発揮し、現在得点ランクでも24ゴールでトップに立っている。選考委員もその得点力を絶賛。「スピードあるストライカー。日本のサッカーにも慣れて、本領発揮」(原氏)、「4試合で5点とるのはすごい」(福西崇史氏)、「月間で5ゴール!チームの勝利に貢献した」(柱谷幸一氏)、「ゴールラッシュが止まらない。4戦5発の大車輪。好調新潟にこの人あり。今月もゴールパターンは何でもござれ。気づけば得点ランク首位」(北條氏)、「昨季J3得点王がJ2でその力を再証明し、得点ランクトップに。ペナルティーエリア内での落ち着きとマークを外す老獪さは22歳とは思えない」(寺嶋氏)とそれぞれコメントしている。

 レオナルドは喜びとともに、「自分は常にチームに貢献したいと強く考えながらプレーしていますし、チームメイトとの信頼関係があるからこそ、試合でのゴールに繋がっていると思います」と仲間とのチームワークにも言及。「MVPに選ばれたことに満足せずに、これからもチームの勝利のために、トレーニングから高い集中力を継続させて、ゲームでゴールを積み上げていきたいです」と謙虚に語った。

 J3は28歳の中村が初受賞。月間4ゴール3アシストと大車輪の活躍をみせた。選考委員の原氏は「4ゴール3アシストでチームを3連勝に導いた。滞空時間のあるヘディング、身体を張ったプレーから両足どちらでもシュートが撃てる。松本、FC大阪、沼津などでプレーした苦労人。ひたむきな姿勢に共感する」とこれまでの経歴とともに戦う姿勢を評価。福西氏は「頭、左足、右足と点をとる能力の高いストライカーとアシストもしっかりしてる」と、寺嶋氏は「第23節・讃岐戦でハットトリック。思い切りの良いシュートに加えて、サイドに流れてのチャンスメークなど幅広く活躍しチームの3連勝に貢献」とその攻撃力を挙げている。

 中村は喜びを語りつつも「これは僕ひとりの力ではありません」とコメント。「ブラウブリッツ秋田は『全員力』という言葉を掲げて戦っています。チームのみんなに感謝したいと思います。これからもブラウブリッツ秋田が勝てるよう、邁進していきたいです。ありがとうございました」とチームメートへの感謝を語った。

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