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ヴァンラーレ公認!? 八戸にベンツ専門のレンタカー現る

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オープンカー、ワンボックスなどのベンツをレンタルできる

 6月7日にグランドオープンするヴァンラーレンタカーは、高級外車の代名詞であるベンツに特化したレンタカー店だ。店のロゴやホームページを見れば、同店の所在地でもある青森県八戸市が本拠地のヴァンラーレ八戸と関連性があるように見える。運営するのは、クラブスポンサーを務める緩消法(かんしょうほう)。ヴァンラーレとつながりのある企業であることからもわかるように、ヴァンラーレンタカーはクラブ公認だ。

 細越健太郎ヴァンラーレ八戸社長は、「チームの名前を冠したレンタカーは他にないと思います」と新しい取り組みを語る。「まずはサポーターの方に利用していただけたら嬉しいです。それだけでなく、八戸には出張で来られる方も多く、ビジネスシーンのレンタカーとしてベンツを乗ることができるのは魅力的だと思います。多くの方がレンタカーを利用することで、ヴァンラレーレの名前も広まっていって欲しいです」と期待を寄せている。

 なぜベンツだけを扱うレンタカー店なのか? ヴァンラーレンタカーの責任者を務める坂戸源太氏は、「社長がドイツ車好きということもあるのですが、日本でベンツといえば誰でも知っている高級車です。多くの方に利用していただけるのではないかと考えました」とその理由を明かす。「お手軽に利用していただける値段になっています」と胸を張るように、補償込みで当日1万円〜という低価格帯でベンツを乗ることができる。

 ヴァンラーレンタカーとしては、サポーター向けの施策も行っている。「会員証をご提示いただければ、通常価格から約20%OFFでご利用いただけます」。会員証は、ヴァンラーレ八戸に限らず、JリーグとJFLの全クラブに適用される。レンタカーの売り上げの5%はチームの強化費として還元する予定で、使いみちは選手に委ねられるという。

 駐車場予約アプリ「akippa(アキッパ)」が名古屋グランパスなどJクラブと提携し注目されている。車でスタジアム観戦に行けることを、サポーターが望んでいることがうかがえる。ヴァンラーレ八戸のホーム・プライフーズスタジアムでは、約1400台停められる駐車場を常設しており、ベンツで颯爽とスタジアムに乗りつけることもできる。

 新型コロナウイルスによるJリーグの中断が続いていたが、J3は6月27日に開幕することが発表された。まずは、無観客でのスタートとなるが、サポーターがスタジアムで観戦できる日もそう遠くないうちに訪れるはずだ。

「サポーターの方はもちろんですが、八戸に観光にきた方にも利用していただきたいと思っています。地元の方でしたら、ウェディングでぜひオープンカーを使っていただきたいです。新車だと1600万円くらいするSL550のレンタカーは、日本で数台しかないと思います」

 コロナ禍の4月2日にプレオープンしていたヴァンラーレンタカーにとっても、本当の意味での開店はこれからだ。

※ご協力いただいた方にはオンラインで取材を行いました
(取材・文 奥山典幸)
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