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研究されるハイライン…3試合9失点の横浜FM 扇原「失ったらすぐ逆サイドに蹴ってくる」

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横浜FMのMF扇原貴宏

[7.18 J1第5節 鹿島4-2横浜FM カシマ]

 今季最多の4失点で今季初の2連敗を喫した。横浜F・マリノスアンジェ・ポステコグルー監督は「自分たちのミスから失点したことが敗因」と厳しい表情。自陣でのボールロストやシンプルなカウンターからハイラインの背後を突かれ、失点を重ねた。

「失い方が悪ければ、ああいう失点の仕方をしてしまう」。MF扇原貴宏はそう唇を噛む。開幕4連敗と苦しんでいた鹿島に初白星を献上する結果となり、「前半はそこまで悪くなかったけど、自分たちのミスでリズムが悪くなった。相手の状態も良くないなとは感じていたけど、自分たちのミスで相手に自信を与えたのかなと思う」と指摘した。

 最近3試合で計9失点。最終ラインを高く保ち、低い位置からボールをつないでいくサッカーを志向するだけに、失いどころが悪ければ、DFラインの背後には自然とスペースが空いている。昨季王者である横浜FMを対戦相手は十分に研究し、より一層対策を練ってくるのは自明の理だ。

「失ったら(相手は)すぐに逆サイドに蹴ってくるし、一発でひっくり返すようなボールが増えている。そこは突き詰めないと、自分たちのサッカーはボールを握るサッカーなので、そういうところでうまくいかないとこういう結果になる」

 扇原はそう分析したうえで、「集中力だったり、コミュニケーションはもっと取らないといけない。球際もそうだし、ファウルでつぶせるところはつぶさないと。みんなの反応も少し遅いかなと感じている。細かい出足の部分や集中力にもっとこだわってやっていきたい」と、ベースとなる部分の課題も口にした。

(取材・文 西山紘平)

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