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「親愛なるあつとへ」川島永嗣が引退する内田篤人にメッセージ

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川島永嗣が内田篤人にメッセージ

 鹿島アントラーズの元日本代表DF内田篤人(32)の引退発表を受けて、リーグ・アン(フランス1部)のストラスブールに所属する日本代表GK川島永嗣(37)が自身のインスタグラム(@eijikawashima01)でメッセージを送った。

 川島は「親愛なるあつとへ」と言葉を始めると、「いつから仲良くなったんだろうか。思い返せば初めて会ったのはあつとがまだ19歳の時。代表キャンプの時、まだほっそりした身体から強烈なシュートを決められて、ものすごい身体能力を持っている事に驚かされた事を昨日の事のように思い出すよ」と綴り、内田との思い出を振り返った。

「代表キャンプの時は、勝手に部屋に来て、自分の好きな音楽をひたすらリピートして、勝手に昼寝して、勝手に帰ってく(笑)くだらない冗談でいつも笑ってたな」と内田との親しい仲がうかがえるエピソード。

 10年に鹿島からシャルケに移籍した内田に対して「あつとがシャルケにいる時、どう考えても海外向きじゃない性格のあつとが、周りの人から親しまれ、自分から積極的にコミュニケーションを取る姿を見て、自分を変えようと、並々ならぬ覚悟が裏側にある事を知った」と内田の覚悟を感じた川島。「海外日本人で初めてチャンピオンズリーグの準決勝の舞台に立つ姿をスタジアムで観た時は、同じ日本人として選手として、大きな感動を与えてもらったよ」と大舞台で活躍する姿に刺激を受けていたという。

 長年、日本代表で共にプレーした川島は、「ブラジルW杯の時。毎日増えていく膝のテーピングの数とは裏腹に。プレーでも態度でも一切そんな事は見せなかった。もし、その無理があつとの残りの選手生活を変えたとしても、あの姿やプレーを見せられるのは内田篤人だけだったと思う」と苦労を近くで見てきた。

「自分がチームが見つからずに苦しんでいる時。あつとがリハビリをしていて、その時ボソっと言った言葉は今でも励みになっているよ。「えいじさんはチーム見つかればサッカーできるからいいじゃん」ただただ、痛みもなくサッカーを目一杯できることが人生にとどれだけ喜びを与えてくれることか」現在、川島がフランスでプレーできているのは、内田の存在が大きいのかもしれない。

 最後に「選手として、そして仲間として。たくさんの夢を見させてくれて本当に本当にありがとう。そして本当に最後の最後まで怪我と向き合って本当によくやった」と労う言葉を送ると。

「寂しいけど。。本当に寂しいけどな。でも、あつとにとってはここからがまたスタート。少しゆっくりして、また多くの人にこれからも夢を与えて続けて下さい」と寂しさを滲ませながらも、エールで締めくくった。

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