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浦和が琉球MF小泉佳穂を獲得! 大卒2年目は琉球に感謝「全くの無名の自分を拾って頂き…」

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琉球MF小泉佳穂が浦和へ

 浦和レッズは25日、FC琉球MF小泉佳穂(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。

 小泉は前橋育英高から青山学院大を経て、2019シーズンに琉球に加入。20シーズンはJ2で38試合6得点を挙げていた。浦和の公式サイトを通じ、「浦和レッズは、常にタイトルを取り続けなくてはいけないクラブだと思っています。1つでも多くタイトルをもたらすという覚悟を持ってこのクラブに来ることを決断しました。浦和レッズでプレーできる誇りと責任を胸に、全身全霊でプレーしていきたいと思います」と意気込みを伝えている。

 また、琉球の公式サイトでは、プロデビューを飾った感謝を語っている。

「FC琉球で過ごした2年間は僕にとって宝物です。 中高大と全国的には全くの無名の自分を拾って頂き、プロサッカー選手として向かえ入れてくれたFC琉球には本当に感謝しています。この2年間でサッカーが本当に好きになりました」

「FC琉球にいた2年のうち、1年目は、出場機会もほとんど掴めず、出ても結果を全く残せない、歯がゆいシーズンでした。そして迎えた2年目の今年、コロナウイルスの影響で過密日程が組まれたこともあって、個人としてはより多くの時間出場することができました。ただ、全く満足はできなかったです。シーズンを振り返って思い返すのは決まって、自分の実力不足でチームを勝利に導けなかった試合ばかりで、今も本当に悔しくて仕方ありません」

「そんな自分の力の無さを、チームメイトや監督、コーチにはたくさんフォローして頂きました。振り返ると苦しい思いをしてばかりなのに、それ以上に幸せだったと思える不思議な2年間でした」

「そして最後にファン、サポーターの皆さん、無名の頼りない新人を暖かく迎えていただき本当にありがとうございました。自分のミスから失点して負けた試合の後、9試合勝ち星がなかった時、スタンドから聞こえた沢山の励ましの声にどれだけ勇気をもらったか、本当に計り知れません」

「確かにプロの世界では結果が全てだからそれでは甘い、という考え方もあります。実際甘いのかもしれません。ただ、僕はどんな時でも前向きで明るく、温かい皆さんの雰囲気が本当に大好きです」

「プロサッカー選手になってから、自分やチームのプレーにはお金を払うだけの価値があるのか、と思うようになりました。そして皆様が与えてくれたものに対して、返せたものがあまりに少ないとも思っています。この恩はひとまず貸しにしておいてください。大きく成長して、いつか必ずFC琉球に戻ってきて返したいと思います」

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