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大学経由で活躍するJリーガーの波に乗りたい…中央大から浦和へ、大久保智明が1年半前の内定で学んだこと

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 大学3年生の夏、19年7月に浦和レッズへの入団内定を発表したMF大久保智明(4年=東京Vユース/浦和内定)が、今春より正式にプロサッカー選手としてのキャリアスタートさせる。

 プロ内定選手として過ごした1年半は苦労も多かった。まずは「毎試合、浦和に内定している選手という目で見られたこと」。また振る舞いや態度が後輩たちに大きな影響を与えていると再確認したという。「常にみられている意識を保つことが難しかった。でもその点は学べたなと思っています」。怪我に苦しんだ最終学年、関東1部で最下位に終わったチーム成績への責任も感じている。

 東京ヴェルディの下部組織出身。同学年の渡辺皓太とは小学校4年生から一緒のチームでプレー。今でも「追いついたとは思っていないが、同じ舞台で戦えいるということで非常に楽しみ」と意識を十分にする選手だ。

 コロナ禍で異例のシーズンとなった昨季だが、目だったのは、三笘薫や旗手怜央(いずれも川崎F)、森下龍矢(鳥栖→名古屋)といった大卒ルーキーたちの活躍。リーグ中断による準備期間が長かったこと、過密日程による出場機会の増加など様々な要因はあったが、結果を残した選手たちは、大学サッカーのレベルの高さを示した。

 大久保も「素直に大学サッカーの立ち位置が変わってきていることが嬉しい」と納得の表情で話す。自身にも同様の活躍が期待されるが、「去年戦った選手がJ1、J2で活躍していて、自分もその波に乗りたい。自分が活躍することが中央大、関東大学サッカーの価値も高めると思うので、自分も活躍したい」と力強く意気込んだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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