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名古屋の堅守支えるDF丸山「1-0で勝ててうれしく思います」

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丸山祐市は苦しい展開でも味方を鼓舞していた

[3.10 J1第3節 柏0-1名古屋 三協F柏]

 昨シーズンは、34試合でわずか28失点。圧倒的な強さで王座についた川崎Fの31失点の上をいき、リーグ最少失点を誇ったのが名古屋グランパスだった。

 今シーズンもその堅守は健在。チームとして2年ぶりに無傷の開幕3連勝を飾ったが、その3試合で喫した失点はわずかに「1」だ。昨シーズン全試合フル出場を果たしたDF丸山祐市は、「柏のホームでしたし、前の試合で(柏が)勝っていたので勢いのあるチーム。その相手にゼロでおさえられたのは自信になる。1-0で勝ててうれしく思います」と“ウノゼロ”を回想。これで三協フロンテア柏スタジアムでの柏戦は、3連続(21年、20年、18年)“ウノゼロ”という結果になった。

 この日は後半13分にMF稲垣祥のゴールで名古屋が先制。途中出場の選手が躍動した柏にラスト20分ほどは主導権を握られる展開を強いられたが、最後まで崩れることはなかった。「試合の運び方は自信があります。途中から入ってきた選手も同じ絵を描いている」。昨シーズン全34試合で先発したボランチの稲垣は、チームとしての戦い方に自信をのぞかせる。

 敵地から勝ち点3を持ち帰ったが、柏戦に向けては思うようなゲームプランを組めなかったことをマッシモ・フィッカデンティ監督は認める。「齋藤(学)を起用してというプランをつくっていた」。しかし、齋藤が試合数日前に負傷してしまい、長いシーズンを見据えて大事をとって欠場させたという。いざ試合の蓋を開けてみても終盤はほとんど攻撃の形をつくれず、柏に押し込まれてしまったが、丸山、DF中谷進之介に加えてDF木本恭生も最終ラインに入れた5バックを敷いた「割り切るしかない」采配で、2年ぶりの開幕3連勝を飾った。

 次戦は、2007年以来14年ぶりとなる開幕4連勝を懸けて、敵地での神戸戦に臨む。

(取材・文 奥山典幸)
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