ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが11日、都内で記者会見を行い、今季限りで満了する神戸との契約を2年間延長することを発表した。

　会見に同席した三木谷浩史会長が「本日、ヴィッセル神戸とイニエスタ選手が新たに2年間の契約延長に合意したことをここで発表したい」と、2023年シーズンまでの契約延長で合意したことを明らかにした。

　この日37歳の誕生日を迎えたキャプテンは「新たに始まる挑戦はまだまだ続くが、(神戸に加入した)3年前と同じ熱い思いを持って、この挑戦に挑みたい。これからの2年間、このプロジェクトに関われることにワクワクしている」と契約延長を喜び、新たな決意を示した。

　18年夏にバルセロナから完全移籍で加入。19年シーズンには天皇杯優勝でクラブ史上初のタイトル獲得に貢献し、昨季はクラブとして初めてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場し、ベスト4まで進出した。

　ところが、昨年12月10日に行われたACL準々決勝の水原三星戦後に負傷離脱。バルセロナ市内の病院で手術を受け、右大腿直筋近位部腱断裂で全治4か月と診断された。その後、長期のリハビリを経て、今月1日の広島戦で戦列復帰。9日の横浜FM戦にも途中出場し、順調な回復ぶりを見せていた。

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