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武者修行から帰還した野津田岳人が“7年ぶり”ゴール! 広島が名古屋を1-0で下して2連勝、暫定5位浮上

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[5.28 J1第16節 広島 1-0 名古屋 Eスタ]

 J1リーグは28日に第16節を開催した。7位サンフレッチェ広島のホームで行われた9位名古屋グランパスとの試合は、1-0で広島が勝利。広島は勝ち点3を積み上げ、暫定で5位に浮上している。

 ここ3戦無敗、2連勝を狙う広島と3連勝中の名古屋の一戦は前半6分、広島が敵陣中央右サイドでフリーキックを得ると、MF野津田岳人が左足でゴールに向かうようなボールを蹴り込む。そのボールに走り込んだDF佐々木翔がブラインドとなりGKランゲラックがファンブル。こぼれ球にMF柏好文が詰めたが、ゴールラインぎりぎりでFW柿谷曜一朗がクリアし、名古屋は難を逃れた。

 しかし、同シーンで名古屋にアクシデント。ランゲラックが右足ふくらはぎを抑えて座り込んでしまう。そのままプレー続行不可能となり、控えにいたGK武田洋平がピッチに送り込まれた。

 広島は前半22分、MF藤井智也が自陣右サイドからボールを持ち上がると、ボックス手前まで運びゴール前に鋭いパス。そのボールにFWナッシム・ベン・カリファが合わせたが、シュートはポストを弾き先制とはならない。

 名古屋は前半32分にペナルティーエリア前でフリーキックを得ると、FWマテウス・カストロが左足で狙う。しかし、無回転で狙ったシュートはGK大迫敬介の手前でバウンドし、難なくキャッチされた。

 スコアレスで前半を折り返すと、名古屋は後半開始から柿谷に代えてDF石田凌太郎投入。後半も互いに決定機が作れずに時間だけが過ぎていく。それでも後半13分にホームチームがその均衡を破った。

 ボックス前右付近でフリーキックを得た広島は、野津田が左足で落とすようなシュート。壁を上を越えて来たボールに武田の反応も遅れ、ゴールネットに吸い込まれていった。広島の下部組織出身の野津田は2013年にトップチームに昇格。16年から“武者修行”で新潟、清水、仙台を渡り歩き、19年に広島に復帰。21年に再びレンタル移籍で甲府に加入し、今季広島に帰還した。広島でのゴールは15シーズン以来7年ぶりとなった。

 リードを奪った広島はそこから攻勢を強める。後半21分には右サイドを駆け上がった藤井のクロスボールにFWジュニオール・サントスがダイビングヘッド。しかし、シュートは惜しくもゴール左に外れて追加点とはならなかった。

 広島は後半28分、左サイドのフリーキックを野津田が変化を付け、ピッチ中央のMF満田誠に横パス。プレスに来たMF相馬勇紀を交わして右足を振り抜くも、ここは武田が好セーブを見せた

 反撃に出たい名古屋は、マテウスと途中出場のMF酒井宣福をターゲットにゴールに迫るも、1点が遠い。試合はホームチームの1点リードのままタイムアップを迎え、広島が2連勝を飾った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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