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先制許したFC東京はレアンドロ投入即ゴール、紺野スーパー弾で逆転も…福岡にPK献上で2-2ドロー

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FC東京と福岡は2-2のドロー

[7.2 J1第19節 FC東京 2-2 福岡 味スタ]

 J1リーグは2日に第19節を行った。FC東京アビスパ福岡の対戦は、2-2のドロー。福岡が前半16分にFWルキアンのゴールで先制するが、FC東京も後半4分にMFレアンドロの得点で追いつく。後半29分にFC東京FW紺野和也が逆転ゴールを挙げるも、同29分には福岡FWフアンマ・デルガドがPKを決め切り、痛み分けに終わった。

 天皇杯も含めた公式戦で3連敗の8位・FC東京。前節のサガン鳥栖戦では0-5と大敗を喫し、海外移籍前ラストマッチだったDFDF小川諒也を勝利で送れなかった。一方、14位・福岡もリーグ戦は2連敗。両者は今季4度目の対戦になり、福岡がリーグ戦で1勝、ルヴァン杯で1勝1分と勝ち越している。

 FC東京は前節から先発を4人変更。DF長友佑都、MF東慶悟、紺野、FWディエゴ・オリヴェイラがメンバーに名を連ねた。4-3-3の布陣で、GKはヤクブ・スウォビィク、4バックは左から長友、DF森重真人、DF木本恭生、DF中村帆高が並ぶ。アンカーは東で、左インサイドハーフはMF松木玖生、右インサイドハーフはMF渡邊凌磨。前線3枚は左からFW永井謙佑、D・オリヴェイラ、紺野が入った。

 福岡は前節からスタメンを5人変更。GK永石拓海がJ1初出場。MFジョルディ・クルークス、MF田邉草民、MF田中達也、ルキアンがメンバー入りした。4-4-2の布陣を敷き、GKは永石で、4バックは左からDF志知孝明、DF宮大樹、DF奈良竜樹、DF前嶋洋太を置く。ボランチ2枚はMF前寛之と田邉を起用。左サイドは田中、右サイドはJ・クルークス。2トップはFW山岸祐也とルキアンが入った。[スタメン&布陣]

 FC東京は序盤にアクシデント。中村が右サイドから仕掛けた際に左足もも裏を負傷してしまう。ピッチ外に出ると、そのまま途中交代。DFバングーナガンデ佳史扶が出場して左SBに入り、長友が右SBに移った。

 FC東京は、嫌な流れからさらに先制点も奪われる。福岡は前半16分、右サイドから田邉が左足でインスイングのクロス。PA内のファーサイドから山岸が頭で折り返すと、ルキアンが右足で押し込んだ。

 追いかけるFC東京だが、なかなかシュートまで持ち込めない。前半26分には相手のパスミスを拾った紺野がショートカウンター。PA右に入り込むが、決定機を作れない。同34分には松木がPA手前から左足シュート。鋭い弾道は惜しくもゴール右外に外れた。38分にもD・オリヴェイラがPA手前から右足シュート。だが、GK永石にはじかれた。

 前半を0-1で折り返したFC東京は、ハーフタイムに交代カードを切る。永井を下げ、レアンドロがトップ下に入り、布陣は4-2-3-1に変更。福岡もJ・クルークスに代えてMF金森健志を投入している。

 交代策が的中したのはFC東京。後半4分、渡邊の縦パスは松木に当たりながら最前線へ。反応した紺野が左足シュートを放つが、GK永石にはじかれる。だが、こぼれ球を投入したばかりのレアンドロが右足シュート。DF宮に当たったボールは軌道を変え、そのままゴールネットを揺らした。

 1-1と試合を振り出しに戻したFC東京は勢いのまま逆転。後半17分、レアンドロの左CKはPA内ではじかれ、PA手前へ。するとこぼれ球を紺野が左足ボレー。アウト回転がかかったボールはゴール左隅に吸い込まれる。スーパーゴールで2-1と試合をひっくり返してみせた。

 福岡は後半21分に田中を下げ、フアンマを投入。だが流れは変わらず、25分にはカウンターを食らう。FC東京は渡邊が最前線にパスを出し、レアンドロが反応。GK永石をかわしてシュートを放つが、無人のゴールには入らない。ゴール左外に外れてしまった。FC東京は直後にD・オリヴェイラを下げ、MFアダイウトンを出場させる。

 すると再び試合が動く。福岡は後半29分、右サイドからのクロスを山岸がPA内に収める。すると、ボールキープをしたフアンマが木本に倒され、ファウルの判定。福岡がPKを獲得した。キッカーはフアンマ。冷静にゴール右隅に決め切り、2-2と追いついてみせた。

 白熱した点の取り合いはアディショナルタイム10分も決着つかず。2-2で試合終了となり、FC東京は3試合未勝利が続く。福岡も5試合ぶりの勝利とはならなかった。

(取材・文 石川祐介)
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