[5・17 J1第13節　浦和 2-3 G大阪 埼玉]

　10戦負けなしの首位・浦和レッズと最近6試合で1勝のガンバ大阪との対戦は、G大阪がDF中澤聡太の先制ゴールなどで3-2で勝った。以下、試合後選手コメント

<浦和>
●DF堀之内聖
「前半2-0だったので、(後半)先に1点取れればと思っていた。後半の3点目が痛かった。(微妙な判定から2点目を失ったが)結果が全て。言うことはない」

●FWエジミウソン
「予想していた通り難しい試合だった。自分たちの方がチャンスは多かったが、向こうの方が(審判も含め?)1人多かった。自分個人だけでなく、みんな後半すごく良かった。3点目入れられたとき、気持ち的には燃えたけど守りきられた」

●MF鈴木啓太
「(途中出場だったが)ボールをもう少しサイドへ散らすこととかやりたかった。前に闘莉王が入って早めに上げるということをやりたかったが、うまくいかなかった。失点の時以外はチームとしてできていた。非常に面白い試合だったけど、勝てなかったのが非常に悔しい」
―試合後、混乱があったが?
「ガンバの選手がああいうこと(円になって喜びを爆発)やりたいならばやればいい。(自分たちが勝って)やらせてはいかないことだったけど。ひとつ言いたいのはああいうことは良くない。(G大阪)サポーターはうれしいだうけど相手(ホーム側)のサポーターもいるんだから」

●FWエスクデロ・セルヒオ
「ボクが入る直前に失点しちゃったんで3-3に持っていくプレーしたかったけど。スペースが無くてセンタリングミスしたり、いいプレーができなかった。(U-23日本代表として出場する)トゥーロン(国際大会)で結果出してチームに貢献できるように頑張る。浦和でこんなに長く試合に出た(20分間)は初めて。自分のプレーを出来るように頑張る」

●MF梅崎司
「(追撃弾のFKゴールは闘莉王から)GK正面に思い切り蹴れと言われていた。ボクは(指示とは違う)ファーサイドに蹴りましたけどね(笑)」
―敗れたが試合後チームはどうだったか?
「負けはしたけど、まだ首位にいるし切り替えていきたい」
―トゥーロン国際大会が控えるが?
「勝って行きたかったけど、しっかり切り替えて最後のチャンスと思ってやりたい」


●MF遠藤保仁
「今日みたいにもっと毎試合緊張した試合ができたらいい。3-1から1点取られなかったら、最高だったけど、みんな良くやってくれた」
―右足の状態は?
「良くは無いけどやりながら(直していく)」
―ダメ押しゴールについては?
「トラップした瞬間にGKの位置見て、何も慌てることなく冷静に蹴れた。スピードはなかったが、いいシュートだったと思う。あそこはシュートしか考えていなかった」
―浦和からの勝利だが?
「リーグ戦は中断しますけど、(消化していない)次勝てば、勝ち点4差になる。これまでは勝てそうで勝ちきれない試合が多かった。(今日勝って)いい感じでいけると思う」

●DF中澤聡太
―先制ゴールだったが?
「ずっと来いという気持ちがあった。前に闘莉王がいるのでここだけ越えてと言ってあった。これはフタさん(二川)が蹴る前に言っていた。(浦和ジュニアユース出身なので)浦和に勝つというのは夢だったし、埼スタで勝ちたいと思っていた。(自分の)原点であるチームに勝てて良かった」
―大きな勝ち点3だったが?
「まだまだというのは誰もが思っていること。でも浦和に勝ったことは今後自信を持っていけると思う。(今日は)チャンスをみんなで活かしたと思う」

●MF明神智和
「(前半は)DFメインでいった。DFラインの前を空けないように気をつけた。2失点したけど3点取れて結果出せたところは良かった。負けたら(浦和に)離されてしまうところだった」
―各選手必死のプレーだったが?
「これを落としたら差が開くのは分かっていたし、気持ち入っていた。ただ、まだまだレベルアップしていかないといけないし、もっといい試合しないと。チームの失点が多いので、再開後は何とか少なくしたい」

●MF橋本英郎
「前半いい感じで点取れた。後半途中からヤット(遠藤)とミチ(安田)が入って、3点目取れたことが良かった」
―前半は守備的な試合運びだったが?
「(攻撃時)自分でボール回そうというのはなかった。守備的にはよかったと思う。シュート打たれても危ないとは思わなかった」
―
●DF山口智
「先に失点しないように気をつけた。展開的にすごく理想的だった。最後、押し込まれるのは分かっていた。全て思い通りではないがある程度できたと思う。結果を残しながらやるしかない。チームのレベルアップのためにはまだまだやることはいっぱいある」

●DF下平匠
「(監督からは)自信を持って行けと言われた。具体的な指示は特にない。もっと上がれたらよかった。クロスの精度と前の選手を追い越す動きができなかったことは課題。また出られるように明日から頑張る」

(取材・文　吉田太郎)