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C大阪MF香川真司があいさつ代わりのスルーパス!12年279日ぶりのJリーグ、応援解禁スタジアムに「スイッチが入った」

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[2.18 J1第1節 C大阪2-2新潟 ヨドコウ]

 待ちに待った登場だった。ベンチスタートとなったMF香川真司に出番がやってきたのは後半26分。ドルトムントで世界的な評価を高め、世界有数のマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたレジェンド戦士が、再び桜色のナンバー8に袖を通して、12年279日ぶりとなるJ1ピッチに立った。

 そして余韻に浸る間もなく、あいさつ代わりのスルーパスを通してみせる。出場からわずか4分後の後半30分、センターライン付近から通したスルーパスは、DF山中亮輔のクロスからMF奥埜博亮の勝ち越し弾へと繋がる。全観客席声出し応援の解禁で盛り上がるセレッソ大阪サポーターのボルテージは最高潮に達した。

 レジェンド戦士の帰還に、サポーターは試合前から盛り上がりをみせていた。さらにハーフタイムにもサポーターは、香川の出場を期待するコールを叫び続けていた。「試合が始まる前まではなかなかイメージがついてこなかったけど、スタジアムに着いて、凄く驚いた。いいスタジアムの雰囲気でやれるんだと実感して、スイッチが入った」。12年半ぶりに呼び起された記憶は、格別なものだった。

 あとは勝利を届けるだけ。結果的にチームは追いつかれてドロー発進となったことで、満面の笑みを浮かべることはなかったが、香川は「いい形はあったし、もっとやれるなと実感している。練習からやっていきたい」と手ごたえを十分にした様子。「何より大事なのは始まると感じられたこと。クオリティと連携面に関しては上げて行けると確信できている。これから徐々にやっていきたい」。J1では通算12試合目の出場となった試合だが、香川にとっては忘れられない試合になったようだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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